第814回 「楽しく♪チームビルディング研修」

8月24日

先週、ある団体の研修に出向きました。耳の不自由な方々のコミュニケーション手段としてその場の話を文字に変え 通訳する要約筆記という支援をしている団体です。高知県からの委託事業「要約筆記者養成講座」を毎年開講し、人材育成にも努めていらっしゃいます。

研修内容は、チームビルディング。楽しくチーム作りをし、組織におけるコミュニケーション力を高めます。「今まで学んだことがないので、やってみたい」とは、長年研修で学び続けていらっしゃる皆さんならでは です。

そこで、ポジティブ心理学をベースに自己肯定・他者肯定感が強くなり、楽しくコミュニケーションしつつ自己成長につながる内容を、2時間半で構築しました。

日本人の男女1万5千人に行ったアンケートで、つながりと幸福度の関係を調査した結果、友達がいる人、中でも多様な知り合いがいる人の方がより幸せだという結果が出ています。また、職場以外に所属する団体がある人の方が、より幸せと感じることがわかっています。人と違っていてもあまり気にならないからだそうですが。

まさにそういう団体にいらっしゃる方々でしたので、「要約筆記と感情」をテーマにしたワークも和やかな学びとなり、素晴らしい時間でした。さすがは要約筆記をなさっている皆さん、語彙力も豊かで、頂いたご感想も素敵なものがたくさん!

・普段忘れている感謝の気持ちを思い起こすことができた。
・自分を見つめ直す良い機会になった。
このような機会は滅多にない。いくつになっても、自己成長は嬉しいもの。
・普段話すことがないことを話し合うことができて良かった。
・前向きな言葉は心を安定させると思いました。

・要約技術だけでなく、人の生き方、考え方に触れるコミュニケーションが主体となった講義を受けさせて頂いた。要約筆記はこの重要な2つに関わる社会活動だと思うので、仲間同士このような心をきたえる機会が必要だと思った。
・人が生きていくためにコミュニケーションがどれだけ大切かよくわかりました。より一層難聴者の方々の苦労が身にしみます。共に歩む方法を探りたいと深く思いました。

本当に、心に残るご感想の数々でした。

チームビルディングは研修回数としては少ないのですが、素晴らしい皆さんと共に、今後も広げていきたいなぁと思ったことでした。

第813回 「見所満載!宿毛の林邸」

8月18日

皆さん、宿毛市にある林邸をご存じでしょうか?高知県宿毛市に明治22年(1889年)に建てられ、林有造、譲治など3代続けて大臣を輩出した林家の大邸宅、「林邸」。

約630坪と高知県内でも類を見ない広大な住居建築物で、近代建築様式を取り込みながら独特の政治機能をも盛り込んでいる、全国でも貴重な木造建築物でした。

築後130年が経過し倒壊の危機に瀕していたところ、早稲田大学建築学科の研究室の協力やクラウドファンドを得て、新たな観光や住民の交流拠点「宿毛まちのえき林邸」として、今年4月にリニューアルオープンしたのです。

耐震改修や最低限の変更を加えながら、古材と歴史的価値を最大限活かし、地域振興の観光に役立つ再生を試みたのだそうです。

林邸の正面玄関は珍しい、神社を思わせる  丸みのあるむくり屋根。

この飾りは、宿毛湾の波を意匠化しているそうです。大きくしてご覧下さい。

1階は4室連続する座敷と、直角して付属する3室の客室が庭園に面しています。こちらの3室は20畳の続き部屋。

そして最大の特徴は4室連続し、開け放つと36畳の大広間です。
合計で56畳が庭を囲んでいました。
宿泊を含めた来訪者のため、規模に応じてふすまで仕切り、演説会や宴席など政治活動に使われたそうです。

宿毛は自由民権運動が盛んだった土地柄で、残されたおびただしい食器や火鉢などからは百名規模の来客が想像できるそうです。ホテル並みですね。(笑)

箱階段を上がって、2階へ行ってみましょう。

いかにも政治家の邸宅らしいと思ったのは、一見物入れにも見えるような小部屋。見張りを兼ねた書生部屋だそうです。明治の政治家は危険にさらされていた時代背景があり、ここから外玄関の来訪者を確認し、危機を察知したようです。

こちらも危機回避装置の一つ。
床の間の畳を外し、隙間から1階に降りることができます。

言わば「隠し階段」ですね。
公然の秘密だったようですが、使われた形跡はないとのこと。

こちらは、2階で最も贅沢な仕上げの「月見の間」。

当時は堤防が低かったため、右手の障子を開けると欄干の向こうに松田川が見え、川面に映る月を愛でながら酒宴を楽しめたそうです。

ちなみにここ、和室8室とキッチンが部屋ごとに1時間数百円でレンタル可能!
もしかしたら使用中だと、ご覧になれないかもしれませんね。この日は運良く、すべて見学できました。

さて、1階の一角には、新たに作られた光あふれる「林邸カフェ」が。
透明な強化ガラスの壁は、月見の間と同じ 組子細工耐力壁が使われ、開放感を活かした美しい耐震改修となっています。

円形キッチンを囲み、おしゃれな飲食&物販スペースが広がっています。
ちなみにこの日頼んだのは…

ポークビンダルーカレー、800円なり。美味しそうでしょ。
有機のスイーツや飲み物もありました♪

カフェ外側の犬走りには、かつての瓦が再利用されています。
なかなかオシャレです。

とにかく書き切れないほど魅力満載の、林邸。
ぜひ宿毛にいらしゃった時には足を運んでみてはいかがでしょうか?

第812回 「あるもの同士の組み合わせ」

8月10日              中村 覚

昔、「知ってるつもり!?」という歴史上の人物を紹介する番組がありました。当時 学生だった私はそれほど熱心に観るわけでもなく、気が向けばたまに観るぐらいのことだったのですが、番組で取り上げられた作曲家の言葉を いまだに覚えています。(すでにお名前は忘れましたが) 自分の作品への世間の称賛に対して「作曲なんて ドレミファソラシドの並び替えですから。」という言葉でした。

謙遜や照れ隠しの表現だと思うのですが、これを聞いて私は「確かに そうだ!」と納得しました。人それぞれ 心に響く曲があると思うのですが、「この曲は本当に素晴らしい! 実はドレミファソラシド以外の『ル』の音が入っているからだ。」などと いうことはありえません。

作曲に対して針の先ほどの興味もありませんでしたが、物事全般に対するとらえ方として 良いことを聞いたなという感じでした。 いや その頃、ここまで考えていたわけではないので、後付けですね。(笑)

それから時間は流れて、去年のこと。「アイデアのヒント」という本をパラパラと見ていた時のことです。

「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない。」と、冒頭 紙面のど真ん中に、ドォ~ンと書いてありました。ここを読んだ時に 浮かんだのが、先程の「作曲なんて ドレミファソラシドの並び替えですから」でした。

昔の記憶と本に書いてある内容がつながった気がして、 やっぱりそういうものなのかぁと、自分なりに納得しました。

もちろん、突き抜けて独創的なアイデアも世の中に存在すると思うので、いちがいには言えません。 でも 身近な例で言うと、消しゴム付きの鉛筆です。「消しゴム」と「鉛筆」をくっつけたら、あら不思議、特許商品のできあがり! いいなあ。(笑)

だからと言って「私も既存の物同士を組み合わせてアイデア商品を作るぞっ!」と意気込むのもどっか違います…。 いや 作れるものなら作りたいですが。(笑)

そうじゃなくて、既存の物同士を組み合わせて、「日々の暮らしに面白味を。」と再確認したのです。

そういう目線で改めて部屋の中を見てみると、ポツリ、ポツリと既にそれっぽいものがあるじゃないですか。(笑) (自己満足であることをお断りしつつ)今からちょっと見てもらいたいと思います。

これは 以前 期間限定でペットボトルのコーヒーに付いていたタグです。クラフト紙の質感に対する活字などの色合いが良いなと思い、捨てずに取ってありました。 でも こういった物は引き出しなんかにしまい込むと、「それっきり…」になりかねません。それなら、とりあえずということで、

木彫り風の動物の首に吊るしてやりました。全然関係のないもの同士ですが、遠目に見る分には意外と似合っているような気がします

これは1000円で買ったフラミンゴです。値段の割に大きいという一点に飛びついて買ったものの、チープさは否めません。(笑)

そこで以前、プレゼントをもらった時のきれいな袋を取ってあったので、それに入れてやりました。顔しか見えなくなりましたが、秘すれば花。値段以上になった気分です。

3年ぐらい前にマンドリルのブームがありました。(笑)かなり盛り上がっていたので「これに乗らない手はない!」と思い始めたが最後、仕組まれた罠の中、ブームには抗いきれません。

ぬいぐるみを買うはめに。
ネット購入だったのですが 届いて唖然とします。 毛並は予想通り良かったのですが「目」が違う。

こんなかわいい目じゃなくて、もっと こうぉ 野性味のある…。でもネットの画面では確認しきれなかったんです。腹立たしい満足のいかないサルです。

それから2年程経って、付き合いで イノシシの被り物を買いました。

こんな物は1,2回被れば ポイ捨て以外、どうしろと言うのでしょうか。だからと言って、ホントに捨てるのはもったいないし、押し入れにしまい込んでしまうと、それっきりになりかねません。

そうや、アイツや。

新種の動物になりました。

どれも組み合わせを狙って買った物ではありませんが、結果的にまずまずかなと。(笑)