第703回 「持つべきものは友人」

7月1日

今年度、高知工科大学のインターンシップガイダンスの「ビジネスマナー」の講義で、初めての要請がありました。毎年全学部で行っているマナー講座の人数が多すぎるので(およそ500名)、今年は1クラスを2つに分けて「講師2人制で行って欲しい」とのこと。

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しかし高知工科大学では、ほぼ同じ時期に教職希望者に対する「介護等体験事前指導」の講義もあり、中村は体力的に両方は無理です。そこで、親友でもある岡山の研修講師、中谷優子さんにお願いしよう!と思いつきました。

中谷優子さんは、ほぼ私と同年代。2003年に日本話しことば協会の講師養成講座で知り合ったのですが、その後そろって日本交流分析協会のインストラクターになり、岡山と高知を行き来しながら、お互いに交流分析やコミュニケーションを学び切磋琢磨する友人関係です。

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彼女はとにかく明るくてパワフルで、勉強熱心!お母様の介護体験から認知症高齢者との対応を学んでこられ、それを医療・介護研修に活かされています。自由で楽しくわかりやすい研修は、いつもなごやかムードです。日頃からマナーや大学での講義もなさっているので、安心してお願いできます。幸い、彼女も快く引き受けて下さいました。持つべきものは友人! ありがとうございます。

インターンシップのビジネスマナーは、内容がビジネスマナーの4原則からあいさつ・身だしなみチェック、名刺交換や自己紹介などワークも入れて分刻みで最後にレポートも書いてもらうため、タイム・マネジメントが相当大変で気が抜けません。実は中谷さんはパワーポイントを今まで避けてきたそうですが、持ち前の勉強熱心さで難なくクリア。念のために事前に半日、研修会場を借りて3種類の講義内容を実践して頂いて、準備もしました。

お陰さまで1回の受講人数がこれまでの半分の50名ほどになったため、一人一人の動向がよく把握でき、学生のみなさんの参加意識も向上したようにレポートからも見受けられました。

彼女は一週間に一度来高して前泊し、朝早くから大学に出向き、隣り合ったクラスに分かれ、2コマ講義をしてレポートを受け取り、それをチェックして、最終便の高速バスで帰る。仕事の合間にレポートの質問への答えを書いて私に送り、次に備える。ずいぶんとハードな三週間だったと頭が下がります。

そんな中での癒やしの食事が、こちら。

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野市の「Kappa38」の特製ヘルシーランチです。野菜がたっぷりで、おいしいケーキ付き。(ケーキの写真は撮り忘れましたが)彼女も喜んでくれました。

中谷さんと一緒に仕事をしたのは初めてでしたが色々と情報交換もでき、良い機会を頂けたのでした。