第762回 「遊び心」

8月25日               中村 覚

子供の頃、刑事になりたかった・・・いや そうでもないです。でもテレビで刑事ドラマが旺盛だったのは事実です。「太陽にほえろ」や「あぶない刑事」など、その影響もあり こういう物に今でも興味があります。

本来なら、“桜の大門”だと思うのですが、アメリカチックなのも歓迎です。

裏側のピンを~、

皮の土台に差し込むと

ハイ、出来上がり。土台とセットだと よりサマになります。アマゾンで「セットで買いましょうね」と言われるがまま購入。(笑)

後ろの金具の部分をベルトに差し込んだら完了。そして外を闊歩します。
しかし ここは日本なので できません。もっと目立たないように遊びます。

100均で買ったフックを車内のメーター計の横に貼って、それに土台の金具部分を取り付けます。

すると、このように いつでもポリス気分で運転をすることができます。少々のことなら警察に止められても、これを見せれば「ご同業でしたかあぁ!」と和気アイアイ。けど、一時停止違反で捕まりました。しかも2回。やはり桜の大門の方が良かったようです。(笑)

ある日のこと。ガソリンスタンドでフルサービスを受けてお釣りをもらう時に、店員さんがこのバッジを見て、ぼそりと「警察関係の方ですか・・・。」

半分以上シャレで聞いてくれていると思いながらも 「もしかして?」という気持ちを感じたので、即座に「いえいえ、ただのおもちゃです」と答えました。

後でこのことを友人に話すと、そういう時は人差し指を口に当てて「シィ~!」と言うのだと教わりました。 でも、私はそれほど図太くありません。(笑)

なんにしろ、こんなふうに、自分が面白がってやっていることに、人様から反応をもらえると嬉しくなります。

リアクションをもらえた話を もう一つ。ある時 コンビニに寄ると、自分と同じ車種 色も同じ車が停まっていました。向きを揃えて、その車の横に停車。特に意味はなかったのですが、こうすれば「分身の術」です。ちょうど店から親子が出てきて、一瞬 立ち止まり、 子供が「・・・あれぇ?」 手を引いていたお母さんは すかさず笑顔で「さあ、どっちでしょう?」(笑)

もちろん、難なく 自分たちの車に乗り込んでいったわけですが、この親子のやり取りを聞けたことで、気持ちがちょっと弾みました。

「真横に停めて良かったあ、ノリの良い親御さんで良かったぁ!」

ご存知、「けん玉」です。技と言えるようなものは何もできません。せいぜい皿の上に玉を乗せるぐらい? ところが それもままなりません。

なぜなら、実はこれ、大きいんです。(右は、ほぼ普通サイズ)

皿の部分でキャッチするには、大きいことは有利だと思うかもしれませんが、赤い玉が重いので、ポンッと皿の上に乗った途端、重心がブレて腕がふらつき落としてしまいます。重さは約600g。(赤い玉だけで約400g) けん玉は腕を伸ばした状態で遊ぶわけですから、より重たく感じて何度か練習するだけで腕も疲れてきます。

無駄に大きいことを面白がり、買って はや10年ちょっと。

けん先へ刺す練習も、この大きい玉が手首あたりに落ちてきて痛くて・・・なかなか ね。 思うに、こりゃ 観賞用ですね。

今年の初め、何か新しいことを始めようと10kgの鉄アレイを購入したのですが、これもマズかった。鍛えるはずが痛めることになりかねず こんな重くて危ない物は、どうしてくれようかと・・・。

ただ床の上に転がしておくのも もったいないので、DVD立てにしてあげました。 まっ 書見台みたいなものです。

「今、部屋で上映しているのは この映画です!」みたいな。 不思議とサイズもピッタリ。立て掛けてあるDVDケースは映画「ダ・ヴィンチ コード」。名画モナリザの顔が写っていますが、奇しくもモナリザがヘッドフォンをしているように見えるのは、私だけでしょうか? (笑)

今回は 自分自身、多少なりとも遊べたものを並べてみました。
でも頭の中で理想とする「遊び心」とは、もっともっと変化を伴うものじゃないかなと思うんです。

今後はそういったことをやってみたいです。