第819回 「グランドプリンスホテル新高輪にて」

9月30日

先週に続いて、ホテルつながりで。(笑)
この数年 色々な心理学の勉強のため、東京に行きます。この夏もポジティブ心理学の勉強会に行ったのですが、急遽決まった会だったのでなかなか研修会場が決まらず、私もホテルが決められずに困っていました。

土地勘のない私は苦し紛れに、「羽田空港から北の都心へ向かって行くのはほぼ決まりなので、その途中の品川あたりにホテルを取ればいいのではないか」。そこで航空券とセットで安いホテルを探していた時に目に飛び込んできた文句。

「グランドプリンスホテル新高輪が、今なら、セットで取るとすごくお得!え、ここって芸能人が結婚式をやったりするところですよね?どんなホテルなんだろう?とグーグルマップで見てみると、なんと近代建築があるじゃないですか。「行ってみたい!」ということで、勢いで泊まることにしちゃいました。(笑)

ホテルには、品川駅から緩やかな坂道を400mほど上って行きます。徒歩7~8分といったところでしょうか。

エントランスの反対側には、有名な「飛天」の大きなホールが。2千名くらい入るそうで、この日も企業の株主総会が行われていました。

広々としたロビーを歩きます。

ゴージャスなアイランド型のフロントに荷物を預けて、外に出ました。
せっかくなので、庭園を通って駅に向かうことにします。

ホテルの北東は大きな日本庭園になっています。池の後ろがグランドプリンスホテル新高輪です。(大きすぎて、外観が撮りにくいんです。)

ザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪の3つのホテルに囲まれた約20,000㎡におよぶ庭園は見事でした。

さて。夕食は友達と外で頂いたため、ホテルのレストランには行っていません。
帰って来て、落ち着いたお部屋に入りました。

もったいないくらい、広々としたツインです。家族で使いたいなあ。

デスクも広く使えるので、勉強やメイクにも便利でした。

バスルームはバスとトイレ一体型ですが、広くて全体を撮れませんでした。(笑)

窓からの都会の夜景もきれいです。

朝。白いバルコニーがおしゃれで景色に映えます。
お天気は今ひとつですが、近代建築を見に行きましょうか。

こちらは1911年(明治44年)に完成した、 煉瓦造2階建ての旧竹田宮邸です 。「貴賓館」と呼ばれ、グランドプリンスホテル高輪の結婚式場などに利用されています。
戦後、通商産業大臣公邸を経て、昭和28(1953)年から高輪プリンスホテルの所有となりました。

そもそも、なぜ「プリンスホテル」と名乗るのかご存じでしょうか。
西武グループの元オーナー堤義昭氏が、戦後、財産税などの負担で困窮する旧宮家から邸宅地を次々に買い取り、ホテルを開業したからだそうです。堤さんは、元華族や関係者をグループ企業で雇用して生活を助けるということもしたとか。

ウエディング会場として、中は今でも華やかなネオ・バロック様式となっているようですが、残念ながら拝見はできませんでした。

でも、とても美しいホテルを堪能でき、心が満たされました。
皆さまに、少しでも伝わりますように。