第655回 「恐竜ロマン」

7月27日

このたびホームページのリニューアルを行い、コラムの写真もより大きくご覧になれるように変更いたしました。みなさま今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

さて もうすぐ8月初めに、映画「ジュラシック・ワールド」が公開されます。ご存じの通り大胆にCGをとりいれ「恐竜を生き返らせた」伝説の映画で、見るのを心待ちにしています。前売り券も買ったし、準備は万端!(笑)

私は小学生の頃から恐竜が大好きでした。「恐竜の大きさはすごいんだろうなあ。実際に体感してみたい」というのが私の長年の夢でした。それが実現できる恐竜公園が岡山にあるのを最近知り、行ってみたのです。それがこちら。(写真はクリックで大きくなります。)
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笠岡市立カブトガニ博物館の恐竜公園。平成2年に開館したそうで、もう25年も前なんですね。本格的な恐竜公園としては、国内では初めてのものだとか。恐竜は実物大で、当時の学術監修を受けて製作されています。そのため皮膚のシワや筋肉の付き方などにいたるまで精密に再現されているそう。ティラノサウルスは体長15m。この当時の検証で作られているため、現在主流の尾を上げている姿勢ではなく、ゴジラ立ち(私の勝手な命名)しています。

1この角度がリアル!

 

 

 

「え、ティラノサウルスの首って赤いの?」と疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。実は恐竜の化石には色素が残らないため、どんな色だったのかはまったく不明なのです。だからこそ、面白いとも言えますね。

恐竜達の中で一番リアルだったのが、ディプロドクスです。体長は27m。(プールよりも長いんだ!)女子中学生が並ぶと、こんな感じです。そう、実際に人と恐竜が並ぶとこうなるという、このリアル感が見たかったんです!ワクワクしました。

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公園内の恐竜は温血動物説によるポーズをとらせているため、この模様は現在、同じような環境にいる哺乳類を参考にしてつけたそうです。つまり同じような生活をしていれば、色も似てくるという考え方です。上のディプロドクスはキリンのような模様をしています。

こちらは、エラスモサウルス。公園の池の中にいますが本当は海に住む首長竜の仲間で、1968年に福島県で発見されたフタバスズキリュウと近い種です。でもこれ小学生が見ると、軽くトラウマになりそうな凶暴な顔つきをしています。

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実寸で見ると、恐竜のいる公園はこんな感じなんですね~。
最近は恐竜といえば福井県になっているようですが 高知からはかなり遠いので、
岡山県笠岡市の公園で長年の夢だった「リアル ジュラシック・パーク」を体感できて、かなり嬉しいスポットでした。

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