HOMEへ戻る 研究所案内研修プログラム実 績セミナー情報お問合せ
|WEEKLY “N”|T医師のひとりごとすずかの気ままにDO!
 
ウィークリーN

第116回●2005年2月8日(火)

ブレイク 「研修への参加態度考」


 
 

このところ、研修について、考えさせられることが立て続けにあった。それは受講者の態度である。少人数のセミナーではそういうことはないのだが…

  まず学生向きの多人数のセミナー(特に高校など)では、参加者すべてをきちんと参加させるということが、難しい。

 先日、あるセミナーでは、講師の先生がとてもいいお話をなさっていたのに、机に突っ伏してあからさまに寝ている男子高校生が数人いた。そのうち1人は寝息まで立てており、その音が周囲に聞こえ、周りの学生は失笑していた。後ろで見ていた私は(ここは学校じゃないんだぞ!)と思い、さりげなく近寄っていって、「起きなさい」と注意した。
 しかししばらくすると、また頭を垂れている。寝るのが失礼、という意識がまったくないのだ。これから社会に出るのに、それじゃ通用しないぞ!と思ったことだった。
 
  学生向きに限らず多人数のセミナーでは、寝かせない、ということには結構気を遣う。さらに、積極的に参加をうながすことになると、かなり消耗してしまう。以前予定より遙かに超えてしまった250名ほどの1日研修(講演ではない。)をしたら、後で自分が寝込んでしまった。やはり研修は、少人数で行うのが最も効率が上がる。20人までがベストだ。

 ところが、社会人の研修も、深刻な事態が起きているところがある。ある県の、専門職を集めた研修でこういうことがあった。参加希望者が多く、4分の1は参加をお断りした。研修当日、午前の講義は大変多くの参加者があった。ところが、午後からグループワークをすることが分かった途端、お昼にエスケープする受講者が続出。午後の参加者は半分ほどになってしまった。

 伺うと、最近、グループワークのある研修会では、いつもそうなのだと言う。担当者の方は理由がよく分からないと頭を抱えていらっしゃったので、その業界の方々に急遽ヒアリングを行い、その結果、次のようなことが分かった。

・グループワークが苦手
 自分の意見はあるのだが、他の参加者がそれをどう思うかが非常に気になり、自分の意見が言えない。他人とのコミュニケーションが苦痛。だから、グループワークがあると分かった途端に、帰ってしまう人が多い。

・研修費用は企業持ち
 そもそも研修には、自分が希望してではなく企業が費用を持ち、行かせていることが多い。だから帰ってから研修レポートが書けるよう、午前の講義だけは聴くが、後はパスする。(学生ではないのだからと、午後の出欠は取っていない)

 なんともったいない!せっかくの学ぶ機会と、企業からの研修費用が、無駄になっているのだ。企業側はこの実態をまったく知らないらしい。これはきちんとフィードバックするべきでしょう、とお知らせしたが、「コミュニケーションが苦手だから帰ってしまう」人が半分以上いるとは、本当に驚いてしまった。
 
 そもそも研修は、あるレベル以上になると、グループワークやディスカッションはなくてはならないものになる。講義の研修しか出ないならば、せっかく生で他の企業から学べるチャンスが失われてしまう。 ひょっとしたら堅実すぎて失敗を恐れる県民性のようなものがあるのかもしれないが、学生のコミュニケーション以上に深刻な問題として考えさせられた出来事だった。
 
 

 

   
 
ご意見・ご感想お寄せください!
 
 
ページの先頭に戻る
人材育成研修・各種セミナー承ります。
Copyright(c)2002 人・みらい研究所 All rights reserverd.