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ウィークリーN

第174回●2006年3月20日(月)

  「プレゼンテーション向上セミナー」


 先週、産業訓練協会主催で初めての企画「プレゼンテーション向上セミナー」を行いました。
「行きたかったんですが、年度末で残念でした。どんなことをしたんですか?」というお問い合わせがありましたので、簡単にご紹介しましょう。

 1日目はパワーポイントを使ったプレゼンテーションの作成法と実践を、産業訓練協会の谷脇先生がご教授なさいました。2日目は私が担当し、演習中心に以下のようなメニューで行いました。

【午前】
1.セルフ・プレゼンテーション(自己紹介の予定が、1日目と重なったので急遽他人紹介に)
2.プレゼンテーションの基本〜情報伝達の構造
3.プレゼンテーション全体の流れ
4.プレゼンテーション・7ルール
5.プレゼンテーションの準備
6.発表用資料作成のポイント
 ・文字や図表について
7.非言語コミュニケーションの重要性
 ・音声表現技術など
8.プレゼンテーション・シナリオ

【午後】
9.プレゼンテーション手直し
10. プレゼンテーション・トレーニング
 ・1分間スピーチ
 ・英語のプレゼンテーションにチャレンジ!
11.プレゼンテーション演習
 ・発表と講評

 以上を、1日かけて行いました。 前半はプレゼンテーションの基礎知識的講義、後半はとにかくロールプレイング(演習)の繰り返しですね。少人数対応なので2日目だけで、全員が 5回プレゼンテーションを行えました。プレゼンテーションは場数を踏むことにより、慣れてくるところがありますから。

上のメニューで、「英語のプレゼンテーションにチャレンジ!って?」「よっぽど英語がうまい人たちなの?」と思われるかもしれませんね。しかし、まったくそういうわけではありません。

 実は これは、表現力向上のために編み出した秘密兵器(と言うほどのものでもありませんが…)なのです。現在、プレゼンテーションのためのツールはずいぶん発達しましたが、そのために本来発表者(プレゼンター)が主でプレゼンテーションが従だったのが、完全に逆転してしまったプレゼンテーションが多くなってきたように思います。

 これを本来の形に戻すためには、プレゼンス(存在)を強化する必要があります。その人の熱意、エネルギーを引き出すには、あえて表現が難しい状況にチャレンジするのです。そりゃあもうみなさん、必死で「伝えよう!」と怪しげな英語と日本語のチャンポンを使い、大爆笑続きでしたが、実に生き生きと和やかにチャレンジなさっていました。

 その結果、最後に行った自作のプレゼンテーションも、それぞれの個性が良く出て、大変素晴らしいものでした。技術力がすでに高かった受講者の方からも「2日目の話し方を中心にした講義では、知らないことが多かった」「パワーポイントの使い方からプレゼンの見せ方まで教えて頂き、大変参考になった」との評価を頂き、ホッとしました。

 パワーポイントが使える、という単なる技術力だけではもう差異化はできない時代です。私自身も、まだまだプレゼンテーションは勉強中です。みなさん、一緒に向上していきましょうね。
 そしてご興味を持たれた方、また企画されるのではと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 
 
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