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ウィークリーN

第182回●2006年5月14日(日)

 「400名のロールプレイ講義」


 今週は高知工科大学でインターンシップガイダンスの「ビジネスマナー」講義を行いました。私にとって、この講堂で話す立場は初めて。
しかも、学生は400人、90分の講義です。
300人までは研修経験があったのですが、さすがに400人は初めてで、大丈夫かなあ?と不安に思っていました。
 というのは、単なる一方通行の講義なら500人だってOKなのですが、私は特に大学生の講義ではそれをやるのは嫌でした。理由は簡単、みんな寝ちゃうからです。また、少しでも現場での実践に近づけるためには、最後にロールプレイング(演習)が必要です。それも、できれば1人でやるのではなく、2人でペアを組む方法で。

 というわけで、これをお引き受けした時点から、悩みが始まりました。どうやってスムーズに400人をペア決めさせるのか?普通の会場ならあらかじめ2人ずつ座ってもらえば、すんなりと行きます。しかしここの講堂は席が放射線状になっていますから、前後で組むとかが難しい。200人までなら経験もありますが、こういったものをこういう会場で400人で行えるものなのか?うーん、チャレンジです。でも、やるしかない!

 当日は、大雨でした。気合いを入れるため、おニューのスーツをおろしたのに〜。しくしく。
いーや、負けてはいけない!さあ、やるぞ!!

 400人の学生が入ると、さすがに講堂もほぼ一杯の感じです。「大勢を相手にするのは緊張しませんか?」と聞かれることがありますが、私はそういう緊張はありません。なぜなら学生の頃10年以上演劇をやっていたので、観客を集めるのがどれだけ大変か、わかっているからです。「これだけの人が見に来てくれているんだ、頑張ろう!」と、逆に前向きな気持ちを頂けます。
 講義中にはコミュニケーションが一方通行にならないよう、意識して学生の中に入っていきます。歩きながら話したり、質問したり。後半になるにつれ、時には小走りになりますが、さすがに階段状の広い講堂は40半ばの身にはキツイ。(^^;)最後は汗びっしょりになりました。

 講義は順調に進み、ペア決めも心配したほど難航せず、うまくいきました。ロールプレイ中の学生達の表情は、やはり聴講している時よりも生き生きとしています。いいなあ。中から一組を選んで前でも模範演技もしてもらいましたが、「自分もやりたかった!」という感想があり、たのもしく思いました。

 自由記述の出席表にも、なんと99%の学生が何らかの気づき、決意表明、感想を書いてくれていて、嬉しかったです。真面目なんですね。すべて目を通すのに、たっぷり1時間以上はかかりました。「工科大生は積極性が少ないと聞いたので、頑張って積極的にやりたい」というものが多かったかな。(中には「講師が歩き回ると学生も寝ないとわかった」なんてものも。)

 個人的にはプレゼンテーション、資料構成、話し方、進行などの効果について、「ここが参考になった」と講評してくれた出席表がありがたかったですね。うーん鋭いなあ、こういう目で見られていることを忘れないようにしなきゃと、コピーしてもらってきました。

 
ともあれ、思った以上にみんな積極的に参加してくれ、楽しい講義でした。
今年の夏のインターンシップでの再会が本当に楽しみです。

 

 
 
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