日本は世界一、人型ロボットに寛容な国だ、と言われる。多くの国において「人間そっくりの人型(ヒューマノイド)ロボットは気味が悪い」という嫌悪感があるのに、日本ではほとんどそんな声は聞かれない。これはひとえに、アトムのお陰だと思う。
アトムという素晴らしいロボットのモデルが存在したために、私たち日本人には「ロボットは人間の友達」という良いイメージが浸透しているのではないだろうか。
そういうロボット先進国・日本の横浜で、最新鋭のロボットを集めたロボット博覧会
「ROBODEX2003」が4日間、開かれた。工科大の卒業論文で「人間と機械のコミュニケーション」を取り上げようかと思案している私がこれを知ったのは、つい1週間ほど前だった。新入社員研修で多忙な時期なので悩んだが、やはり絶好のチャンスと思い、工科大の同級生Nさん、Sさんと勉強に出かけることにした。
そこでみなさまにも これから何回かにわたって、この中のロボットをご紹介したいと思う。
春休みの会場にはもちろん子供連れもたくさんいたが、それ以上に目立ったのは4〜50代のおじさまたち。みんな、本当に楽しそうに、少年のように目を輝かせてロボットに見入っている。
広い会場の中央には、「アトム・ドリーム・ファクトリー」と題されたブースがあり、機械に取り巻かれ、そこでアトムが静かに眠っていた。アトムは今日、2003年4月7日が誕生日である。そのため、今年のROBODEXも、その日に会わせて開催されたそうだ。