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第271回●2008年1月30日(水)
「恐竜ロボット at 高知県立竜宮城 」
現在、高知県立美術館で「高知県立竜宮城」という面白い展覧会を行っています。珊瑚の美術品、飛行機の模型、昔のおもちゃ、高知の鉄道のジオラマなど面白いモノがたくさんありますが…、
中でも私の一押しはこれ!
どーですか、この2ショット!?
恐竜ロボット3体です。以前からこのコラムをお読みの方はご存じでしょうが、私は結構ロボットが好きです。しかも小学生の頃には恐竜本を読むのが大好き、というちょっと変わった?女の子でした。この恐竜とロボットが合体するなんて、もうワクワクです。会場にはティラノサウルス、トリケラトプス、そしてあの「ジュラシック・パーク」に出てきた凶暴なラプター(ヴェロキラプトル)のメカニックバージョンも並んでいます!
動くティラノサウルスは私も他で何度か見たことがありましたが、このラプターは初めてで感激。映画さながらの冷酷さを感じさせる目と表情で、「すごーい!」と大興奮。
(小学生か!)「写真をご自由にお撮りください」という表示がまた、嬉しいじゃあ〜りませんか。(で、一杯撮りました。)
実はこれらの恐竜ロボットを製作しているのは、高知にある企業なのです!その名は
株式会社T.I.J (元 トレッドウェイ インダストリーズ ジャパン)。
みかんの里香我美町の山中に忽然と現れる敷地6800平方メートルの大工場。アメリカのトレッドウェイ インダストリーズUSAに続き、1997年から操業を開始したT.I.Jは、この香我美町を拠点に日本国内のテーマパーク、テレビ番組やコンサートのセット、ロボットや業務用フィギュア等を製造し、日々送り出しているプロ技術者集団です。本社は東京に移転しましたが、工場のある高知が本部、となっています。
エンターティメントの観点から無限大の「夢」と「感動」を創造することを事業使命としている同社。工場内での製造工程はすべて手作りで、日夜、技術者たちが黙々と熟練の腕をふるっているそうです。「いかに機械文明が進化しようとも、人間の手業の細やかさ、そして気概と熱意に勝ることはない。」との思いを込めて。(いいなぁ、この心意気。)
T.I.Jが生み出した作品は、東京ディズニーランドや大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの他、「愛・地球博」のパビリオン、テレビ番組のセット、あっと驚くビッグ・ミュージシャンのコンサートセットなど多種多様にわたります。身近なところでは高知市内の寿司処「おらんく屋」に飾られている巨大招き猫や、ごめん・なはり線の各駅に設置されているキャラクターも同社の作品です。
特殊造形物と呼ばれる作品は、EPS+PGという手法で造られています。発泡スチロールに独自の特殊コーティング材を塗布したもので、建材と同じくらいの強度があります。アメリカで25年の実績を誇り、軽量のため組み立てや施工が容易で、形状・仕上げ・テクスチャー(質感)も自由自在だそうです。
素材は発泡スチロールでも、仕上がったものは本物と見間違うほどのテクスチャー。本物そっくりに仕上げる塗装法のことを「フォーフィニッシュ」と呼び、風化したように見せることを「エージング」と呼びますが、T.I.Jのこれらの技術には定評があります。大理石はどちらが本物か、近くで見てもわかりませんし、金属風のどっしりとした風神像も本物にしか見えません。
タイの模型もありました。ウロコの質感、目の感じ、水に揺れるヒレの形など、実にうなるほどのできばえです。
音楽に合わせて踊るゴリラ。音楽や台詞とシンクロさせて、イベント内容に応じてプログラミングできるそうです。動物・恐竜ロボットは安全重視のエアー駆動システムを採用し、リースも行っているとか。イベントに欠かせない格好の集客ツールとして利用されているようです。
このような動物ロボットをアニマトロニクスと呼びます。こういった造形物の面白さ、子供たちが見るときっと記憶に残ることでしょう。
この「高知県立竜宮城」は2月24日までありますので、お子様連れで、ぜひいらっしゃってはいかがでしょうか。
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