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第29回●2003年5月24日(土) 「幸せな中学時代の記憶 」

 次女の通う、高知大学附属中学校がこの7月、校舎を改築することになりました。改築、とはいってもほとんど全面建て替えです。実はこの校舎、私自身も30年前に通った懐かしい校舎でもあります。外廊下のため、大雨の日は廊下でも傘が欲しいくらいでしたが、さえぎるものが何もない3階の廊下から見る、高知城の眺めは抜群でした。

高知大学附属中学校

壊されるとなるとなんだか惜しくて、先日の参観日に行った時、デジカメで写真をたくさん撮りました。トイレなども私たちの頃のまま。職員用トイレ掃除の時、男子とふざけて壁越しにホースで(!)水の掛け合いをやり天井の蛍光灯に水をかけてしまったところ、運悪く教頭先生が通りがかり「何をしてるんだ!」と雷を落とされました。その上、「だいたい、担任がなっとらん!」と怒ったので、私たちは大好きな担任のS先生が教頭先生から怒られるのではないかと真っ青になりました。で、みんなで雁首そろえて職員室に行き、「S先生ではなく、僕たちが悪いんです。先生を叱らないでください」と教頭先生に謝りに行きました。なんか、青春ドラマみたいですね。

このクラスはたいそう仲が良く、教室の黒板の上には、みんなで決めた学級目標「2Aはひとつ」が、額に入って掲げられていました。3年生になると当然それは「3Aはひとつ」に変わって、みんなを見守ってくれていました。

3年生の時、全員から100円ずつ集めて、それでS先生のお誕生日にネクタイピンをプレゼントしました。(なにせ上記のごとく、先生にはなにかとご面倒をかけていたもので。)突然のことに先生が大感激して、泣いてくださったのを見て、腕白盛りのこちらまでジーンときたものでした。

元3Aは今でも年に一回、お正月に同窓会を開いています。卒業から7年くらいは、年に2回同窓会を開いていました。それが卒業後28年、ただの一年も欠けたことがないのが自慢です。(ただし、正月そうそう出かけるので夫や妻には評判が悪い…ようです。)
幹事は持ち回りで、10数人〜20人が集まります。この年になると、なんだかもう同窓生というより身内感覚ですね。

記念文集 2000年にはS先生の退官記念に、40歳になったみんなで文集を作りました。(その年の同窓会では、久しぶりの学級会が開かれました!)全員の消息がわかり、46人中35人から原稿が集まりました。表紙は版画家になったクラスメイトAさんの作。台湾にいる同級生Tくんは国際FAXで原稿を送ってくれました。中学生当時、みんな交代で「朝の会」で読んでいた日記「リレー日記」にちなんで、タイトルは「続・リレー日記」にしました。

あの頃、いっぱしのことがわかっているつもりだったけれど、次女も同じ年頃になったのかー、と思うと感慨もひとしおです。
それにしても今思い返してみて、濃密で心豊かな中学生時代を送れたことを、とても誇らしく幸せに思います。

 

 
 
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