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第309回●2008年10月18日(土)

 「電話応対コンクールにて」

 先日、電話応対コンクール高知県大会に行って来ました。電話応対コンクールは、ある設定の元、お客様にいかに良い対応を行うかを競う、というものです。

 昨年は、高知県大会の優勝者が全国大会で準優勝なさったということで、その表彰がまず行われました。佐川急便高知店の女性の方でした。

 今年の設定はおもちゃ会社の社員が、孫へのおもちゃを欲しい女性客からの電話を受ける、というものでした。印象、言葉づかい、話し方、コミュニケーションの双方向性、提案力、サービスマインド …。チェックするポイントは山のようにあります。

 

 審査員は、テレビ高知のアナウンサー藤崎靖啓さんと、高知放送のアナウンサー丸山修さん、私の3人。藤崎さんは審査委員長で長年関わっていらっしゃいます。

 ちなみに審査は、選手が一切見えないよう、ついたての中で行います。

 1回のやりとりは3分ほどです。地区予選を勝ち抜いた10人の審査を立て続けにしたのですが、音声のみに集中するので、かなり疲れました。

 さすがはこういうコンクールに出られるみなさんで、明るい印象の声、メリハリのある話し方、高い提案力など、非常に高い能力をお持ちでした。そして課題に対しても、さりげない心遣いをいろんな所で発揮しています。
 しかし、それでも言葉ってやはり難しいなあと思ったのは、こういったみなさんでも、敬語の使い方に二重敬語や新丁寧語などがあったことです。

 たとえば「おいくつになられますか?」という文章は二重敬語です。「おいくつになりますか?」、もしくは「いくつになられますか?」というのが正しい尊敬語なのですが、丁寧に言おうとするあまり、つい重なってしまうのでしょう。
 また復唱の後に、「〜でよろしかったでしょうか?」という新丁寧語も聞かれました。過去形ではなく、「〜でよろしいでしょうか?」というのが本来の言い方なのですが。

 それから、つい出てしまう生理現象。咳をしたら、一言「失礼しました」と添えるなど、日頃の対応が物を言うなあと感じました。逆に、日頃からきちんとこうしたことができていれば、咳が出ても大丈夫と言うことです。


 競技が終わると別室へ移動し、そこで審査員同士の点数を比較したり、評議を行いました。今年は総じてレベルが高かったようで、なかなか悩みましたが、優勝者はほぼ完璧と思える対応をなさった、高知大丸の社員さんでした。

 個人的には唯一の男性参加者が、お客様にわかりやすく楽しい説明ができ、人間力が感じられて好感度が高かったです。土佐香美農協の社員さんでした。


 最後に 審査委員長の藤崎さんは講評で、受験番号順にお一人ずつ丁寧にアドバイスをくださっていました。いい方だなあと嬉しくなり、そのお話の仕方も、また勉強になったのでした。

 

 
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