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第323回●2009年2月1日(日)

 「台湾同窓会旅行C〜文化編」

 さて、台湾同窓会旅行もいよいよ最終回、今回は文化の違いについてまとめてみたいと思います。
 まず驚いたのは、1月2日に現地に着いたのですから、私たちの意識では「お正月〜!」だったのですが、台湾ではどこに行ってもまだクリスマスツリーが飾られていたことです。向こうは旧正月が「お正月」ですから、それまではクリスマス、なのかもしれません。

 新光三越という大きなデパートでも、飾り付けはクリスマスツリーに「2009 HAPPY NEW YEAR」。なんか、お正月なのにクリスマスが主体?っていうのが大きな違和感。そういえば日本は、12月25日を過ぎると一気にお正月バージョンに変わるよなあ、と改めて感じたものでした。
 ところで台湾での最大の驚きは、トイレでした。私たちが行った所は洋式トイレばかりでしたが、必ず便器の横に大きなゴミ箱が設置されていたのです。最初は「なんだこれ?」と思っていたのですが、使用後のペーパーを流さずにゴミ箱に棄てるシステムだと知ってビックリ!
 超高級ホテルでも、そうです。どうやら下水道が発達していないので、つまりを予防するためにこういうシステムになっているらしいのです。旅慣れた友人に聞くと、「アジアでは多いよ」とサラッと言っていました。最初はいつものくせでつい流してしまい、「あーっ!」と後悔ばかり。
 しかもお客様が多いと、ゴミ箱があふれたりして大変なことになってたりもします。
 逆に感心したのは、小籠包の店 「鼎泰豊」のトイレ。もちろん無料ですが、専門のお掃除おばさんがいて、お客様が出てくると1回1回拭き掃除します。ここまで丁寧にケアしているトイレは初めて。しかし帰ってからネットで調べてみると、台湾の女性達は便座などに靴のまましゃがむことが多いのだとか。うーん、その対策だったのね!深い。
 台湾では日本と違って、車は右側通行です。バスの中から見ていると日頃運転している左側通行の感覚とは結構違っていて、右折する度にちょっとドキドキ。自分が運転したら、絶対にレーンを間違うなあ…。
 官公庁街で目立ったのは、国旗です。「そういえばお正月だもんなぁ。日本でも、昔は『旗日』と言って、休日には国旗を掲揚してたっけ…。」などと、遠い目をして思い出しました。(笑)
 台湾の風景には、どこか昔の日本を感じさせるところがあります。こういう、文字広告をベタベタ貼ったりエアコンの室外機がむき出しのビルって、よく昭和の風景にありましたよね?
 「都市美」という観点からは、残念ながらあまり美しいとは言えないかもしれませんが、懐かしさや活気といった点では、私は好きな風景でした。


 ホテルで少しだけテレビをつけてみました。テレビ番組のCMを見ていると、どれだけ日本文化が台湾に浸透しているのかがわかります。ごく普通に、HITACHIやSONYなどの文字が目に飛び込んできます。
 これはレストランの壁に貼ってあったキリンビールのポスター。共に漢字の国なので、ほとんど違和感がありません。漢字を見ると、大体の意味も分かって便利です。この下には「酒後不開車、安全有保障」とありました。「安全のために、飲んだら車に乗らないで」ってことなんでしょうね。
 そしてデパートの棚には溢れるほどの日本製品。ボディウォッシュも綿棒も、みーんな日本語。こういう身近なところから、日本文化との交流が始まっているんですね。
 これが台湾のお金です。1000元(約2800円)札と100元(約280円)札。12年ぶりの円高になったというのに、ツアー料金が安くなるのは1月4日出発の分からと言うことで、ギリギリアウト。残念!(笑)向こうで安かったのは食費と交通費ですね。ちなみにタクシーの初乗り料金は約200円でした。

 ホテルのチップは50元(約140円)玉。「謝謝!」(ありがとう)とメモに書いて、机に置きました。台湾では日本語が結構通じるので、「ニイハオ(こんにちは)」とこの「ありがとう」だけ覚えていれば、そこそこ不自由はしなかったです。

 でも、少しでも現地の言葉を覚え、笑顔で発することでずいぶんスムーズにコミュニケーションがとれました。これは多分、どこの国に行っても同じだと思います。「言葉よりも表情・態度が大切」というメーラビアンの法則は正しかったと、身をもって感じられました。

 異文化体験というのは短期間でも、本当に貴重で面白い勉強でした。今回の旅で台湾も日本も、ますます大好きになりました。謝謝!

 

 
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