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第395回●2010年7月3日(土)

 アクシデントに、どう対処するのか」

 先週のある朝、私と中村は仕事に向かうため、国道55号線を高知市から安芸市に向かっていました。昼間の時間帯であれば1時間ほどの距離なのですが、以前、朝の時間帯は20分ほど余計に時間がかかることがわかり、余裕を持って研修開始の2時間前、7時半前に高知市を出ました。

 順調にスイスイ流れていた道路の様子が、30分ほど走った香我美町岸本で一変しました。突然道路が渋滞し、全く動かなくなったのです。「事故かな?」と中村と話していました。なにせ、余裕の時間が30分以上あったので、少し時間がかかっても、さほどの影響はないだろうと思っていたのです。

 ところが、5分、10分とたってもほとんど動きません。さすがに15分もたつと「これはまずいかもしれない」と思い始めました。ハンドルを左に切り、行ったことのない裏道を進むことにしました。しばらくは順調に進んだのですが、国道との接点近くまで来ると、また渋滞です。ほとんど動きません。あせりがつのります。

 見ると、前の軽自動車が民家に入りました。どう見ても道じゃないだろう、みたいな所に小さな道があったのです。付いていくと、すぐ国道に出られました。そこからは遅いながらもなんとか走れ、1時間45分ほどで安芸市に着くことができ、仕事には間に合い 胸をなで下ろしました。

 翌日の高知新聞によると原因は事故ではなく、夜須町手結山(やすちょうていやま)の歩道整備工事の終了が予定よりも2時間遅れ、午前8時過ぎまで片側交互通行だったためとか。「想定以上に岩盤が固く、撤去に時間を要した」ということですが、朝の通勤ラッシュ時にそんなことをしたらどうなるか、わかりきったことじゃないかと思うのですがねえ。

 渋滞は4qはあったと思います。そのため、当日安芸市の小中学校に通勤する複数の教員が約1時間遅刻し、路線バスも最大40分遅れたそうです。高知市から安芸市に向かう道路は迂回路がないため、何かトラブルがあると本当に困ることを実感しました。

 ちなみに、こういうトラブルに出会った時人はどう感じるのか、いくつかのパターンがあります。
@「なんでここで渋滞が起こるんだ!誰のせいでこうなってるんだ!」と怒り、他人を責める。
A「あぁ、朝あと10分早く出ていれば良かったのに…」と後悔して、自分を責める。
Bどうすれば被害を最小限にできるか、冷静に方法を考えて対処する。
みなさんは、どうでしょうか?

 私は以前、典型的な@のパターンでした。昔は結構短気だったんですよー。(笑)でも交流分析を学んでから、冷静に状況判断し、すぐに対処行動をとる、というBを心がけるようになりました。すると、怒りの感情にあまり捕らわれずにすむようにもなりました。それと、リスク・マネジメントとしてトラブルが起きても大丈夫なように、時間には結構ゆとりを持って行動することも大事ですね。実はこれには、中村の影響が大きいんです。

 中村は時間前行動が徹底しています。(本人は「僕はとっさの行動がきかないので、急がなくてもいいように早く行くだけです」と謙遜しますが。)だから、私さえ準備ができると時間前に出発することができるのです。以前は「早く行くように準備するのは大変だし〜」みたいな感覚があったのですが、相手を待たせなくていいので気持ちが良いし、早く行くことでゆとりを生むので、私も自然にそうなってきました。だから今回も遅れずにすんだのは、中村のお陰なんです。(以前、待ち合わせ時間の20分以上前にそろって、お互い笑ってしまったこともあります。)

 日常生活って自分を磨く場でもあるわけですが、そういう時良いパートナーがいると、「努力!」って感じではなく、自然にそうできるものですね。私みたいに努力家でない者には、助かっていたりします。(笑)

 

 
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