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第436回●2011年4月24日(日)

「芸術的な野菜のおいしさ〜ZIBIE」

 高知のレストラン業界に、新しい風が吹きました。
レストランには料理店という意味合い以外にも、「元気を回復させる」という意味があるそうです。今回ご紹介するプチレストラン「ZIBIE」(ジビエ)は、まさに 体に癒しを与え、心豊かなひとときを楽しむ…ちょっとオトナのレストランです。
 3月にオープンした「ZIBIE」の由来は、高知の地の美しい恵み=地美恵から来ています。すべて高知の有機野菜を使い、料理自体が油などをほとんど使わない和食のテイストで、野菜の芸術的なおいしさをを堪能できるお店です。
 店内は落ち着いた大人向けの空間。季節を映す大きな木々の写真がお洒落です。土曜日で、この後すぐに満席になってしまいました。女性に今、大人気のお店なのです。
 今回お誘いしたのは、私と同じく マナーやコミュニケーションの講師をなさっている
山崎真理さん。交流分析の准教授で、全国でご指導をなさっています。優しさと美しさと知性を兼ね備えた、とっても素敵な女性です。こういうオトナの女性によく似合うお店なのです。

 ご予約のお客さまには、洒落たナプキンリングのテーブルセッティングがお出迎え。
お箸もあるので、食べやすいものを選べます。

 今回は「おすすめZIBIEコース」、6品(3600円)を頂くことにしました♪

 ワインもあるのですが、私たちはアルコールをたしなまないので、おいしいお茶を選びました。これは中土佐町大野見の紅茶。450円だったかな?思わず見とれそうな綺麗なガラスのポットは、下のガラスのティーカップと一体になっています。同じく高知のきしまめ茶(200円)も甘い香り。
 前菜の盛り合わせ。春の野原を思わせるようなきれいなジュレです。菜の花、パプリカ2色、海老が驚いたことに和食のおだしの薄味でまとまっています。野菜のおいしさに目覚めたひと皿です。しかも小さな一口サイズではなく、しっかりとした大きさでたっぷりと味わえるのが良心的で、嬉しい〜。 「おいしい」と「体に良い」が見事に両立したプロの技にうなるばかりです。
 この「有機野菜たっぷりのスープ」だけで、実に有機野菜を5種類ほど取れます。ニンジンをベースにして、大根、タマネギなどを加えた柔らかい味で、野菜だけの水分で作ってあるんじゃないかと思うようなとろみ加減です。トッピングはニンジンの葉を使っていますが、言われないとわからない。
 一般的には裏ごしするとなめらかになるのですが、せっかくの有機野菜の繊維を取るのは忍びないということで、繊維ごとプロの技でなめらかにすり潰されています。
 「コロコロ野菜の宝石箱」と名付けられている有機無農薬野菜のサラダ。ガラスの器はキラキラで、本当に宝石箱のよう〜♪クリームチーズとアボカドが一体になったコクのある味に、安芸産の甘みの強いトマト、キュウリ、セロリ、パプリカ…などが合わされ、アボカドチップスがザクリ!と立てられています。 
 「高知産の肉と野菜の料理」。四万十鶏の柔らか煮はトロットロ。ここにもしっかりと焼いた野菜が6種類も添えられています。こんなにも有機野菜をたっぷりとおいしく食べられるレストランは初体験です。どれも噛むと、野菜の旨みが口の中に広がります。
 お肉が苦手な方は魚に代えられますよ。写真は鯛のムニエル。山崎さんはこちらをチョイスしました。
 実は今回、コース料理とは別に、どうしても食べたい一品を頼みました。
大皿で運ばれてきたのは「ZIBIE特選 野菜のメインディッシュ」。(1200円) 大きな
新タマネギ、ニンジン、ズッキーニ、カブ、ナス、菜の花、豆などがこんがりと丸ごと焼かれています。これが甘くておいしくて、野菜=添え物、という認識を打ち砕かれました。(笑)確かにこれはメインディッシュ。しかも、タマネギもニンジンも長〜い葉付きで出てくるんですよ!?
 添えられた3種類のソース皿が可愛い。左からピーナツとお味噌、「トサベーゼ」、お塩のお皿。 「ジェノベーゼ」ならぬ「土佐ベーゼ」は葉ニンニクのコクが深いけれどあっさりした、新ソースです。塩のお皿は、柚子コショウや芥子で味のバラエティーを広げています。こうして飽きずにたっぷりの野菜を堪能できるのです。

 「もっとご飯を食べて欲しい」というコンセプトのもと、料理の締めは「本日のライスメニュー」です。この日は炊き込みご飯のサラダ仕立て。ちりめんじゃこ、パプリカ、セロリ、貝割れ大根、レタスなどがたっぷり。

 

 最後は自家製デザート♪ちょっと嬉しい、パンナコッタでした。
魚型のお皿がユニークでしょ。

 野菜料理の良い点は、これだけいっぱい食べても胃にもたれないことです。で、その上翌朝は繊維質でお腹スッキリ、みたいな。(笑)

 実はここ、高知工科大大学院での学友で、(株)なかじま企画の中島和代さんのお店なのです。 中島さんは食品産業研究会や、土佐フードビジネスクリエーター人材創出企画など、土佐の食品業界のプロデューサーでもあり、趣味のお料理や食器集めも、今回すべてが役立ったとか。その結果、おいしくて体に良いお料理が頂けるのは嬉しい限りです。

 東北の方々には申し訳ない気分ですが、素敵なお料理で元気が出たら、日本経済の発展のためにも(笑)明日からまた頑張ります!


petit restaurant ZIBIE

高知市はりまや町3丁目11−17 ロータスコート1F
■18:00〜23:00 (オーダーストップ22:00)

■088-855-8715
■定休日 月曜日  駐車場2台分あり
                           
※残念ながら現在は、閉店しています。
   

 

 
 
 
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