高知市中心部に、内田文昌堂という老舗の文具店があります。そこは創業が文久元年(1861年)。幕末の、まさに龍馬が活躍していた頃です。高知城下の愛宕町において「野市屋」という屋号で、土佐和紙加工・販売商として商いを始めたのだとか。
今年は創業150周年ということで、「文具屋だから記念の万年筆を」と企画。坂本龍馬のサイン入りペン先の万年筆「龍馬」をパイロットコーポレーションに特注し、限定製作したのだそうです。
しかし 当初パイロットからは、「ペン先への刻印は合金の板に圧力をかけるため、書き味が変わってしまう」と断られたとか。しかしその後、レーザー彫刻機で1本ずつサインを入れることによって問題を解決したそうです。ちょっとした「プロジェクトX」ですね。(笑)
ちなみにこのサインは、龍馬の姉乙女に宛てた手紙の末尾に書かれたもので、ちゃんと高知県立坂本龍馬記念館の承認も得ているそうです。 |