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第640回●2015年4月11日(土)

 「湿気に弱い インテリジェントキー。」

 

(中村 覚) 

 小学校の低学年の頃、何かの悪さをし(大した悪さでもなかったと思うのですが)その罰として、物置部屋に閉じ込められたことがありました。1、2回でしたが、今でもちゃんと覚えています。物置部屋には照明がなく中は真っ暗、
子供でしたからそれが怖くて、怖くて。 閉じ込められたら最後、わんわん泣きながら早く出してくれと懇願してました。5分もすれば出してもらえるのですが〜、とにかく閉じ込められるのは嫌でした。

 ところがついこの間、 閉じ込める側の気持ちも体験しました。



 車のキーを車内に閉じ込めたんです。「やっちまったぁ(悲)」。家から4キロ程離れたコンビニエンスストアの駐車場での出来事でしたので、合い鍵を取りに帰ることに。
これって時間と労力の無駄使い、そして予定も狂うというものです。

 そもそも、なぜ閉じ込めたのか。原因はこのインテリジェントキーです。本来は離れた場所から、ピッ、ピッとドアのロックの開閉をするのですが、最近 どうも調子が悪く ほとんど反応しなくなっていました。こうなると、いちいち キーをケースから出して車に差し込み、開け閉めをしなければなりません。

 でも これが意外と面倒ですから、降りる際には予めロックをかけておき、取っ手を引いた状態で外からドアをバタンッ! こうやって カギを使わずに閉めるようになっていたんですが・・・ その矢先、不注意で今回の不始末。


 そもそもインテリジェントキーの電池交換をしても なぜ調子が悪いのか。 これは多分2年ぐらい前に洗濯したからですね。ズボンのポケットに入れっぱなしにして忘れていたんです。 さすがに洗濯した後は「壊れたな」と観念しましたが、意外にその後も普通に使えました。


 さらに半年後、また洗濯です。意外とキレイ好きなんです。(悲) それでも普通に使えて元気にやってました。 獅子は千尋の谷に我が子を落とすと言いますが、2回落としても這い上がってきた我が子は可愛く〜、 ところが最近になって具合が悪いと言い始め、とうとう閉じ込め事件も起こったので、「しょうがない、病院へ連れて行ってやる。」
 と言うことで、NISSANのディーラーに電話で事情を説明して部品を取り寄せてもらい、お店に伺いました。整備の方から「サビて(端子が)既に腐食しています」と説明を受けました。 ん〜 そう言われれば、他の部分と若干 色が違うような気も・・・。でも普通、サビて腐食しているとなると鉄がサビて赤茶けている様子を思い浮かべないでしょうか。 だから自分で電池交換した際に見てもわからなかったわけです。

 インテリジェントキーを水に浸けてしまったり、洗濯しても、乾かせば 一応その後も作動はするそうです。
しかし残念ながら、内部はだんだんサビ始めます。 最初の症状としてはサビにより回路中の抵抗が増え、そのため消費する電流値も上がり 電池交換の時期が早まってくるそうです。

 なるほど、なるほど・・・ やっぱり水に浸けたら最後、今回の様に買い換えが必要になってくるわけです。
よしっ、今日から水に浸けないようにしよう!
まぁこれは当たり前なんですが、実はそれだけでは十分ではありません。

 コンパクトで便利なゆえの落とし穴で、いつもズボンのポケットに入れっ放しにしておくとサビる原因にもなるそうです。特に夏場は汗をかき、ポケットの中は蒸れています。 湿気は天敵。ですから、車に乗り込んだらポケットから出して、所定の位置に置く、帰宅した際も同様にポケットから出して所定の位置に。 要は風通しが大事なんです。

 確かにインテリジェントキーに限らず、部屋も風通しをよくして換気しないと湿気などの問題が起こってきます、同じなんですね。

 その湿気から更にキーを守ってくれるのが、こちら。 シリコンでできたカバーです。
これを被せることで、横の割れ目からの湿気を防ぐことができます。
そして、もし落とした時にも衝撃を吸収してくれます。(カバーは1500円程度)
今回、買い換えと取り付け作業で合計1万円くらいでした。取り付け作業というのは量産されているリモコンキーを、それぞれの車にのみ反応するようにセッティングする作業です。

 まずはズボンのポケットから出す習慣をつけなければいけません。
でないと、また…。(笑)
 
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