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第649回●2015年6月13日(土)

 「TDRD ディズニーのハード、10の工夫」

 東京ディズニーリゾートの特集、5回目はディズニーリゾートの施設(ハード面)についてです。
パークの施設には、様々な工夫が施されています。 中でもベスト10をご紹介していきましょう。
(写真は、クリックで大きくなります)

@必ずパークの中央に、シンボルを配置する。
たとえばディズニーランドならシンデレラ城、ディズニーシなら プロメテウス火山です。これらは自転車の車輪のようにすべてのエリアにつながっており、ここからどこにでも行ける まさにパークの「中心」なのです。

 シンデレラ城とプロメテウス火山の高さはおよそ51m。遠くからでもパークのシンボルが見えるように、でもランドからプロメテウス火山が、シーからはシンデレラ城が見えない、絶妙な高さになっているそうですよ。

A駐車場の工夫
見渡す限りの駐車場。 実はここにも、ゲストのために様々な工夫が凝らされています。広大な駐車場で「どこへ停めたかわからない」場合でも、何時に停めたかの時刻がわかれば「でしたらこちらです」とちゃんと案内できるようにチェックしているのだとか。
 画期的なのは、車を頭からスペースに入れるようにしていること。車を出す時にも、そのまま前に出られる「ヘッドオン・パーキング式」をとっているのです。 確かにこれなら楽で、早いですよね。
Bパーク内からは外が見えない
敷地内からは、外の風景(現実)が見えないように植栽がビッシリと植えられています。夢の国にいるというイメージを壊さない工夫ですね。 7万人のお客さまにも充分な酸素を提供できるよう計算され、42万本の木を植えているそうです。海沿いの過酷な環境でも枯れないように、八丈島に植えて1年間耐えられた木だけをパークに定植しているとか。
Cランドは南北が夢と現実、東西が過去と未来になっている
北にはショッピングモールのワールドバザール(現実)があり、南にはピーターパンや白雪姫のアトラクションなどがあるファンタジーランド(夢)があります。
東には西部開拓時代のアメリカが見られるウエスタンランドなど(過去)、西にはスターツアーズがあるトゥモローランド(未来)など。この設計の妙には、うなりました。
D歩きやすい地面
パーク内を一日中歩き回るのは、相当疲れますよね。
パーク内の地面は衝撃吸収のクッション性が高く、足に優しい設計となっています。 長時間歩いても疲れにくいんですね。

 シーではあいにく雨が降りましたが、濡れても足下が滑りにくいような材質なので、安心して歩き続けられました。そしてカストーディアルが15分に1回巡回し掃除しているので、常にきれいな環境が保たれています。

 

Eエリア間の音楽が混ざらない
テーマランドごとの境界線では、水が流れたりスピーカーを調整したりして音楽が混ざらないような工夫がされています。またスピーカーは植栽の中に埋め込まれていたりして、うまく景色に溶け込むように設置されています。

 

Fトイレの工夫
このトイレの手洗い場、通常ある物が見当たりません。それは何でしょうか?

 正解は、鏡です。鏡を見て夢から現実に戻らないように…という説もありますが、多分女性は鏡の前での化粧直しが長いからでしょう。鏡を別の場所に設置したのは、ディズニーランドが初めてだったらしいです。確かに、混雑緩和の有効な方法です。

 こちらはゆったりした、バリアフリーの多目的トイレ。介護用ベッドやオストメイト配慮の水栓があるトイレもあります。 ちょうどカストーディアルが掃除してくれている最中でした。お願いして、パシャリ。
 
公式サイトでは多種多様な障害対応について記されています。
こんなにバリアフリーサイトが充実しているところは、なかなかありません。

G自動販売機の工夫
ディズニーランドでは機械では人とのつながりが生まれないと、長く自販機は設置されていませんでした。しかし真夏の猛暑で飲み物を買おうと並んでいたゲストが熱中症になってしまった事態を受け、今では3台だけ自販機が設置されました。
しかし、ディズニーの世界観を損なわないようなデザインは見事です。

H水飲み場の工夫 
ディズニーリゾートにはたくさんの水飲み場があり、必ず大小ペアになっています。
理由は、親子が一緒に水を飲めるように、ということなんだそうです。
色々な形があって、それを見て歩くだけでも十分楽しいんですが、もう一つ隠れたポイントがあるんです。

クリックして拡大してもらうとわかるのですが、親子で一緒に目を合わせて飲めるように、ボタンの配置が工夫されています。実際に見て、ちょっと感激しました。

I本職もだまされるエイジング
開園前の消防設備検査の時、検査官がエイジング塗装された消防設備の配管を見て「こんな古い配管で大丈夫か?」と本気で聞いたそうで、笑っちゃいました。
それだけ完璧なアンティーク仕上げになってるんですね。  

 

 いかがでしょうか?私も改めて、ディズニーリゾートの高い意識に感銘を受けました。
ぜひ今度いらっしゃった時には、これらもチェックしてみると面白いかもしれませんよ♪

  
 
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