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ウィークリーN
第69回●2004年2月29日(日) 「初めての確定申告・ドタバタの思い出」


  三寒四温の日が続きますが、季節は確実に春に向かっているという感じですね。
庭に、黄色い可愛い花が咲きました。菜の花に似ていますが、これ、何だかわかりますか?

正解は「ハクサイ」。そう、あの野菜です。冬に苗を植えたのですが、雨がちっとも降らず、成長期に葉が伸びずに、花が咲いちゃいました。鍋の具にしそこなっちゃった…。

 
 ところでこの時期は、確定申告をしなければいけない時期でもあります。思えば私が2000年に起業した時、一番頭を悩ませたのがこの問題でした。私の場合、一念発起して起業したわけではなく、そのため本業以外はまったく勉強をしていませんでした。とりわけ経理は一番苦手な分野で、3月の確定申告締め切りを、どうやって乗り越えればいいんだろうと、前年から頭を悩ませていました。

 税務署に開業の届けをすると、税金に関する説明会があります。そこで「複式簿記で帳簿をつけたほうが控除額が大きいですよ」「それにはパソコンソフトですね」というわけで、インターネットで調べて経理ソフトを購入し、現金収支などを半年つけました。始めの1年は税理士さんが無料で帳簿指導をしてくださったのですが、初めての指導の時、重大な事実が発覚。そのソフトは税務申告に使えないソフトだったのです。「今まで半年間の苦労は何だったんだ!?」と絶望的な気分になったのでした。結局、また新たにソフトを購入し、やり直し。

  「ネコでもわかる確定申告」など、簡単そうな経理の本を何冊か買って読むのですが、わからない!貸借対照表、損益計算書くらいはわかるけど、それ以上がなかなか進まない。「ああ〜私はネコ以下だあ!」と落ち込み、胃が痛くなる。そうこうするうちに12月になり、年が明け、1月に。さすがにお尻に火がつく思いで、帳簿指導をしてくださる税理士さんの元へ。この方は非常に優しく、訳がわからない私に基本から教えてくださったのですが、残念なことにパソコンの知識をお持ちではありませんでした。私は教えてもらったことを、このソフトではどうやって打ち込めばいいかがわからない。本を読んでもわからない。絶望…。

 しかし、ソフトの有償サポートを申し込んであったので、それで助かりました。2月は仕事そっちのけでほぼ連日、大阪のサポート会社に電話して「これはどう打ち込めばいいのですか」「これを計上するには、どう操作するのですか」と聞く毎日。なんとかできたものを印刷して税理士さんに持って行けば「おかしい、こことここは同じ数値になるはずなんですが…。」「ええーっ?」で、また帰って電話して聞いてやり直し…の繰り返し。やっと3月半ば近くになり仕上がった時には、受験を終えた受験生のような、大きな一仕事を終えた気持ちになったものです。

 こうして2年、同じドタバタを繰り返し、3年目に女性社長のNさんに「経理が大変なのよー」と相談すると、「筒井さん、それは外部に頼んだ方がましよ。その分、仕事して稼いだ方が絶対効率的!」とアドバイスされました。ちょうど有償サポートも倍額に値上がりしたため、「その通りだ!」と、完全に外部委託することに切り替え、それからは年明けも胃が痛むこともなく、本来の仕事に集中できるようになりましたとさ。ありがたや、ありがたや。

 これから起業なさる方がもしいらっしゃれば…、経理はやはり大変です。でも全面委託する場合でも、ある程度は経理の書類がわかった方が良いので、少しは勉強が必要でしょう。
でも、拾う神は絶対いますから、あまり恐れなくても大丈夫。一緒に頑張りましょう!

 

 
 
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