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ウィークリーN
第78回●2004年5月7日(金)

「絵里さん、安らかに・・・」

 
 以前、このコラムでも書かせて頂きましたCFという難病の野々村絵里さんが、4月末、静かに天国に旅立たれました。絵里さんはみなさまの応援でアメリカに渡り、肺移植を待つばかりになっていたのですが…。本当に、口惜しいことです。


 3月16日渡米が叶い、念願のユタ大学病院で治療を受け、ドナー・リストにも全米トップで登録されるまでにいっていたということなのですが、4月27日、わずか19歳の若さで神様の元へ召されていったそうです。同じご病気で亡くなられたお兄さんに引き続いてですので、ご両親の悲しみはいかばかりでしょうか。

 無垢な魂が天に召されるたび、私は、それぞれの生を「生かされている」ことをいつも考えずにはいられません。また、志半ばにして旅立たなければならなかった絵里さんの心の痛みを思う時、ゆめゆめ人生をおろそかに生きてはいけないのだということをかみしめています。しかし、短い人生でも、絵里さんはたくさんのことを残して行かれたと思います。

 …私はご両親がホームページにお書きになった言葉が忘れられません。

 【執刀医でありましたケイヒル先生の「CFで亡くなる人は数多くいるが「エリ」ほど幸せな最後は見たことが無い。」との言葉だけが救いとなっています。絵里の生きようとする姿、勇気は現地のボランテアの皆さんや医療スタッフに愛され、深い感動を与え、いつまでも記憶に残るものになりました。】

 そう、人間、誰しもいつかは必ず終わりの時が来ます。その最後を幸せに終えられるかどうかが、大切なことではないでしょうか。

 みなさまから寄せられた、残された浄財につきましては、募金していただきましたお気持ちを大事にして「海外で移植を受けざるを得なく、かつ大衆募金に頼らざるを得ない人たちのため」に対応なさるそうです。
 本当に皆様の温かなご支援、ありがとうございました。

 そして天国の絵里さん、たくさんのことを教えてくださってありがとう。
ゆっくり、お兄さんとそちらでお休みくださいね。

CFの絵里ちゃんと歩む会

 
 
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