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ウィークリーN
第79回●2004年5月15日(土)

「究極の産学官連携〜ディズニーワールドの理想」

 
   「最高のサービス」というと、必ず出てくる東京ディズニーランド。
今週は、その基礎を作られた上澤さんという方による、ディズニーランドの誕生秘話や、サービスなどについてのご講話があるよというお誘いを受け、行ってきました、東京に。

東京ディズニーランドと言えば、何と言っても最高のサービスで有名なので、サービスの神髄について伺いたかったのです。
しかし、実は私が一番感動したのは、フロリダのディズニーワールドの話でした。


東京の山手線の面積の1.5倍の敷地に、4つのテーマパークがあります。その中に、実験的未来都市、と言う意味の「EPCOT(エプコット)センター」があります。「世界が一つになり地球上の平和が実現するためには、それぞれ違う背景を持った人間に、他の異なる文化を理解してもらうことが大切」というのがここのテーマです。

 そこには11の国による万博のようなパビリオンがあり、各国の文化をアトラクション化して、展示しているそうです。これはそれぞれの国が資金提供をしているとか。
1つのパビリオンに従業員は100人くらいいるそうですが、すべて各国が奨学金を出している留学生です。みんな、1年間同じ寮で生活をし、EPCOTセンターで仕事と勉強をするのです。世界から集まった青年達が互いの交流を通して相手から知識や文化を学び、1年たつとフロリダ大学から単位がもらえるというものです。

 そう、これはまさに、生きた産官学のプロジェクトなのです。お互いの文化を理解し合うことで、将来国に帰って教師になったり政治家になったりと社会に出ても、異文化交流がプラスになり、やがてそれを続けると世界平和につながる、というのです。何という壮大なプロジェクトでしょう。

 もう、感動でした!産官学の連携でも、ここまで大きいことができるんだって思いました。どうせ志を持つなら、ここを目指したいものだとしみじみ思いました。
ディズニーが単なる「娯楽施設」ではなく、「世界の交流と平和」をテーマにしているというのが根底にあるからこそ、あれだけの思いやりに溢れたもてなしができるのではないでしょうか?
…とてもいい勉強をさせて頂けたと感謝でした。

 
ディズニーワールド「EPCOT」

 
 
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