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WEEKLY “N”|T医師のひとりごと|すずかの気ままにDO!
 
第11回●2003年12月

「冬場に気をつけること」

 

  2003年もあと数日を残すのみとなってしまいました。昨年の今頃は、インフルエンザの流行が始まっていましたが、今年は嘔吐や下痢を訴える、感染性胃腸炎が流行し、私の勤務するクリニックや当直している病院でも診る機会が多くなっています。インフルエンザの予防接種は、今年は接種を希望する方が増えて、ワクチンが足りなくなった医療機関もあったようです。

シクラメン
 


 また、急に寒くなりましたので、かぜや気管支炎、肺炎などの呼吸器感染や血圧の高くなる方が少し増えてきました。これからますます寒くなってきますので、高血圧の方は、いつもより注意する必要があります。血圧には、最高血圧(心臓・左室が収縮して、血液が大動脈に押し出された時の圧力)と最低血圧(心臓・左室が拡張し血液を受け入れており、動脈壁の弾性のみによって維持されている時の圧力)があります。

成人の血圧分類(高血圧治療ガイドライン2000)によると、最高血圧140mmHg以上または最低血圧90mmHg以上の方が高血圧となります。
(その程度によって、軽症・中等症・重症に分かれます。)

また、血圧は常に変動していて、ストレスや運動・姿勢・ 睡眠と覚醒(夜低く、昼高い)・排尿や排便によっても変化します。季節では、冬に高くなる傾向があります。
高血圧対策としては、薄味にする、適正体重の維持、降圧剤の服用を忘れない、禁煙する、休養をとるなどに加えて、部屋を暖かくしておく、寒風でからだを冷やさない(外に出るときは上着を着る)、ウォーキングをする場合は暖かな時刻にすることなどにも気をつける必要があります。浴室やトイレ、脱衣所も暖かくしておくことが重要です。



 
 

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