第681回 「冬場の手のお手入れ」

1月31日

あまりウイークリーNらしくないタイトルですが(笑)、たまには美容についてのコラムも書いてみましょうか。この冬、手に良いお手入れグッズのヒット作に出会えて嬉しかったので、同じお悩みを持つ方々に参考になればと思います。

冬場はとにかく手荒れが気になりますよね。毎年初冬になるとハンドクリームを大量買いして、手を洗うたびにつけ直すことをルーティンのようにしていました。油分を失うと、手は途端に枯れ木のようにシワシワになってしまうので、コンプレックスでもありました。ところがある日、ドラッグストアでちょっと興味を引かれる物が目にとまりました。

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エイジングケアするハンド専用美容液、「ジュレリッチ ハンドトリートメント」。お店の手作りポップには「これは手の美容液なので浸透して、何回も塗り直しをしなくていい」とありました。それは魅力的!でも40gと小さいのに定価が2200円で、お店でもそのくらいだったかな。結構高いのでちょっと迷っていると店員さんが、「これは先日買ったお客さまが良かったから、と翌日お母さんのために買って行かれました」とのこと。よし、それならと購入。

そしてこれが、ビックリするくらい良かったのです。べたつき、匂いがなし、サラッと伸びる。塗るとすぐにみずみずしさ感が出て、かさかさの冬肌が夏の肌のように手がキレイになります。まあそれは他のハンドクリームもそうですが、他と違って手洗いをしてもそれが持続するのに感動!すぐさま、妹のためにもう1つ買いました。朝と夜つけると内側からの潤いが続く感じで、気になる時には昼間も1回。これで冬の手の悩みは解消されたように思いました。

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(現在は夜寝る時に、これに皮膚保護クリーム「ピュアリペア」を重ねています。よりしっとり感アップ)

そしてもう一つ、タテ線が出たりでコンプレックスだった爪。ジェルネイルをすると見違えるように綺麗にはなるのですが、以前急なお葬式の時に落としに行かなきゃいけなくて大変だったことや爪のためには良くないことで遠ざかり、最近は爪磨きをたま~にする程度でした。

ところがある日、長女が見ていたテレビショッピングで「これは良さそう!」と飛びついて買ったものがこれです。

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ケラチンやコラーゲンなどの美容液を配合し、爪を補修・保護・保湿してツヤ爪にするという「美爪の休日」、定価は1505円。有機溶剤を使わず水ベースで作られていて、筆ペンタイプ。これならぶきっちょの私でも使えそう。しかも落とす時にはお湯でOKという優しさ。

「ほんのりピンク」を買って、使ってみました。かさかさの爪が、一度塗りで自然なつやが出て、塗りを重ねるとツヤツヤの桜貝色になれます。何より数分くらいですぐに乾くので、ストレスがない。入浴時に湯船に長く浸けると はがれやすくなりますが、ペロッとむけるので、そこだけ塗り直せばOKと手軽です。

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この爪は1週間前に塗ったものですが、自然でしょ?つや感も、まあこれくらい保てば上等ですよね。

今まで冬になると手を隠したかったコンプレックスから完全に解放され、とっても気持ちが明るくなりました。手も爪も、美容液がポイントだったんですね。本当に日本の技術はスゴイ!

第680回 「LABプロファイル」

1月22日

「プロファイルと言えば、犯罪捜査!」アメリカの捜査官もののドラマが大好きな私には、そういう思い込みがありました。

だから今通っているNLPの講座でも、「講座の8日目には、LAB(ラブ)プロファイルの試験があります」と言われた時に、(え?なんで?)と、今ひとつピンときていなかったのです。

実は「プロファイル」とは横顔とか分析結果、というような意味。もちろんNLPで学ぶのは「捜査に関する分析」ではなく、LABプロファイル=言葉(Language)と行動(Behavior)の関係性分析。言語パターン、と言ってもいいでしょう。相手とのコミュニケーションをよりうまく行うためのノウハウです。

たった12個の質問から相手が「何を」話すかではなく、「どのように」話すかで思考パターンを分析するのです。それによって、どう自分が話せば、相手にメッセージがより届くかがわかりますし、相手のこともより理解することができます。言葉だけで相手に影響を与えることもできるのです。

たとえばあなたは服を買う時に、どういう優先基準で買っているのでしょうか。色やデザイン?もしくは店員さんのお薦め?または着心地?価格?

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実は優先するものは、ほぼ同じパターンだと思います。たとえば私は色やデザイン優先(視覚型)ですから、店員さんに「きれいな色でしょう?他にもこんな色がありますよ」と言われると、つい近寄りたくなります。

でも、「これは女優の◯◯さんが雑誌で着ていたもので~」(聴覚型)とか「とにかく肌触りが最高なんですよ」(体感覚型)とか、最初のプッシュの方向性が全然違うと、とたんに意識のシャッターがガラガラーっと下りて、「撤退!」となります。ペアワークをやってみた時には、我ながらその違いにビックリしました。(笑)

LABプロファイルの勉強は12枚(!)ものDVDを視聴するもので、何回寝落ちしたことか。(笑)でもお正月休みを挟んだお陰で、何とかクリアできて助かりました。

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先週の日曜日が、その試験日でした。間の悪いことにホテルのエアコンが寝ている間に切れてて冷え込んでお腹をこわし、眠れないまま研修会場へ。

試験は36のパターンと12の質問内容を書き出す筆記試験でしたが、さび付いた記憶力にむち打った成果で、なんとか合格を頂けてホッとしました。NLPプラクティショナーコースで一緒に学んだ仲間18人が全員合格で、みんなで喜び合いました。

NLPも面白いけど、LABプロファイルをもっと突き詰めるのも面白そう!

しかし、それには軍資金が~(汗)。と嬉しい悩みが増えた2016年初頭です。

 

第679回 「年神様」

1月15日            (中村覚)

何事も勢い付けば、タタタッーと流れに任せて一気にやってしまいたくなる性分です。昨年末の大掃除など その最たるものです。窓ガラスを拭いて、水回りは磨いて、要らない物は捨ててと 正月に向けて王道まっしぐらでした。

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これらにプラスして例年になく塀磨きにもちょっとばかり精を出しました。ところが、力任せに たわしでゴシゴシやってた 2日目、急に首、肩、に痛みが出て 左右はおろかしっかりと上を向くこともできなくなってしまいました。こうなると塀磨きはもちろん、その他の掃除もストップ。大事なのは休養に早変わりです。家や部屋が徐々にきれいになっていく様を見るのは気分も良かっただけに途中で止めなければならないのは悔しく、気持ちだけエンジンがかかったままでした。

そして、2日後 やっと首が治りはじめた頃、「完治は待ってはおれぬ・・・ 見切り発車、掃除再開!」しかし、すでに元旦。子供の頃に聞いた言葉が頭をよぎります。「正月、三が日は掃除をしてはいけない、福を逃がす、家から福が出て行く~。」 みなさんはこういった事をお聞きになったことがあるでしょうか。

でも 世も既に平成28年、21世紀ですぞ。お戯れを申すな、きれいに掃除をして何が悪い。 そもそも大掃除をしたぐらいで 「福が家にやって来る」という考え自体、かなりオメデタイですぞ!(笑)

大掃除の続きをやりたいばかりに、こんな風に考えたのでした。けれど一通り文句は言ったものの、やっぱりやらない方が良いかなあと。長い物には巻かれろです。

そして、この一連の流れを後日、筒井に聞いてもらったところ、「大掃除をしたから福が来るんじゃなくて、お正月にトシガミサマを迎えるために掃除をするんじゃないの?」と言われました。 ・・・トシガミサマ?どなた様?

初めて聞く名です、調べました。
年神様。 神です。 私が悪うございました。

大掃除は年神様を迎えるためのもの、そして正月 三が日に掃除をすることは年神様を家から追い出すことになるのだそうです。ほうきで掃けば運を吐き出す、水で洗い仕事をすれば、幸運を流す などなど。知らないとは罪ですね。なんとご無礼なことを・・・。 所詮、人間ふぜい、やはり ここは ゴマすりすりしておかねば。

年神様のご紹介です。 皆さん、よぅ~くお聞きください。
年神様とは、1年の幸せをもたらす新年の神様。(神道の神) 別名 「正月様」。

祖霊神や山の神でもあるので、子孫繁栄、五穀豊穣と関連があり、幸福や健康を授けてくれるとされています。元旦に年神様をお迎えする意味から、新年を“迎える”と表現するのだそうです。掃除、門松、しめ縄、しめ飾り、鏡餅などは全てお迎えするための準備なのです。(そうだったのかぁ~、キレイに全部 知りませんでした。)

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門松は年神様が家々に迷わずやってくるための目印。

「 門松を飾っておく期間 = 年神様がいらっしゃる期間 」 と考え、1月7日まで。 これを「松の内」と言います。ちなみに松の内にしておくこととして、初詣、年賀状のやり取り、年始のご挨拶などがあるそうです。

しめ縄、しめ飾りは年神様をお迎えするための神聖な場所の意味。

天照大神が岩戸に2度と隠れないように、縄をはったとされる日本神話に由来してのことです。しめ飾りは玄関に飾ることで、災いが家に入って来るのを防ぐようです。しめ飾りを飾る期間は門松と同じで、一般的には1月7日の松の内までとのこと。

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鏡餅は家にいらっしゃった年神様の依り代(居場所)になります。

神社ではよく鏡をご神体としている所があります。 そのご神体の鏡をお餅で表現したことから鏡餅と呼ばれるようになったそうです。丸い形も昔の鏡を元にしており、大小2段になっているのは、月と太陽、陰と陽の表現で、円満に年を重ねるといった意味合いです。

このように、正月になれば今まで当たり前のように見てきた物にも、ちゃんと意味があるんですね。そうとわかれば、やっぱり新年早々の掃除は お控えなスって!

まっ こういった話は、人それぞれ 「信じる」、「信じない」あると思いますが、意味付けとして、ちょっと面白いかも? と感じることができるものは、知ってて損はないかなと思います。いや もっと正直に言うと、子供の頃から「日本昔ばなし」が好きだったせいか、知ってしまえば好感を持って素直に従うのです。(笑)