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第272回●2008年2月10日(日)

 「サンポートから見た高松経済の厳しい一面」

 ここをお休みしている間、高松へ行ってきました。昨年の9月にも訪れた(第253回「高松シンボルタワーの秋の味」)、サンポート高松に立ち寄りました。
 「マリタイムプラザ高松」は、サンポート高松の高松シンボルタワー内にある3階建てのショッピングモールです。中から見る景色は、4か月前と変わりなく高松の最先端を感じさせるものなのですが、今回 驚きの現実を目の当たりにしました。
 これは各階の店舗案内板です。2004年3月に開業してわずか4年弱ですが、驚いたのは空き店舗の多さです。空き店舗を示すグレーゾーンが、2・3階は売り場面積の半分近くを占めているのです。4か月前には、こんなに多くなかったのに…。
 実はここにネットカフェがあるとインターネットで調べて来たのですが、すでに撤退していました。営業時間の11時を過ぎてもシャッターが開かない店舗前は、ひっそりとしています。
  3階には、四国初の全国人気行列店によるラーメンテーマパーク「高松拉麺築港(たかまつらーめんポート)」があります。 ここのコンセプトは「麺文化の融合と発展」であり、「讃岐うどんの聖地である高松に、全国選りすぐりの人気行列ラーメン店が上陸し、高松における新しい麺文化の発祥の港を築くと共に、うどん文化との融合をもとめていく。」というものです。
 現在、ラーメンの店は「らーめん山頭火」(北海道)、「九州大牟田 柳屋ラーメン」、「京都たかばし新福菜館」、「むらさき食堂」(九州)、そして鉄人陳健一の担々麺の店の5店舗が営業していました。案内板には、撤退を示す白い紙がたくさん貼られていますが、これは必ずしもラーメン店だけではないようです。

 11時半頃になると、お客さんもぼちぼち増えてきました。週末なら、結構たくさんの人出でにぎわうのかもしれません。
 私は九州黒豚豚骨ラーメンの店「むらさき食堂」に入ってみました。食券を買う形式で、750円のラーメンにネギ増量100円、揚げニンニクのトッピング100円をプラスして、950円。一般店でかけうどん一杯平均300円弱と言われる高松で、3倍の価格差は確かにキツイでしょうね。
 出て来たのは、このラーメンでした。スープはかなりしつこくて、ネギを増量しておいて良かった、と思いました。せっかくのニンニクはまったく効いてなくて残念。有名店と言うことで期待したのですが…。厳しいけど、地元だったら二度と行かないな。
 完食しましたが、とてもスープは飲めませんでした。ラーメンって、やはり土地に根ざしたものだから、地元で食べるのが一番なんでしょうね。高知のおいしいラーメン「まる屋」のにんにくラーメンが無性に食べたくなりました。

 商売は厳しいもの。その厳しさを、高松の最先端の商業施設で教えられました。それにしても、これ以上店舗の撤退が続いたらどうなってしまうのか、他県のことながら心配になりました。

 高松は四国の玄関口。ぜひ、元気でいて欲しいものです。

 
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