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第305回●2008年9月21日(日)

 「嵐の中の出張・・・!?」

 台風19号が四国へ接近したまさにその日、私は香川県観音寺市へ出張でした。

 数日前から、週間天気予報で出張と重なりそうなので、「これはまずい」と心配していました。
出張で使うJRが、止まったらどうしよう?と不安だったのです。
(なにせ、私は高速道の運転が苦手なもので…)

 幸い、高知市の台風接近のピークはお昼前。JRで出発した午後1時過ぎには、もう青空も見えるほどの回復ぶりで、ホッとしました。

(窓の外に見えるのは、「ごめん」駅のキャラクター、「ごめんえきお」君です。)

 午後3時頃、香川県の多度津駅で土讃線の特急南風を下りました。ここで予讃線、松山行きの特急しおかぜに乗り換えです。

 乗り換えの時、通常は駅の地下道に下りて隣のホームにまた上がるのですが、松葉杖を使う中村にとっては駅の急な階段は危険な上大変なので、駅のホームのはずれにある通路を通らせてもらいます。車イスなどもそうですね。
 嬉しかったのは今回、南風の車掌さんがとても良い方で、多度津駅の駅員さんに連絡してくれ、頼まなくても「こちらへどうぞ」とスムーズに誘導してくださったことです。
ちょっとしたことですが、こういうことが 当事者にとっては本当に温かいサービスになるのです。

 乗り換えは時間も気にしながらですから、少し遠回りでも平坦な道を安全に行けることは早く確実で、大変ありがたいことなのです。

 中村と二人で「本当に助かりましたねぇ」と感謝しつつ、 松山行きのホームへ向かいます。
 隣のホームについて、「やれやれ」と一休み…。
台風のせいで湿度も高くとても暑く、汗をかきやすくて真夏のようです。時間待ちの普通列車の車掌さんも、まったりとホームでくつろいでいます。
 ベンチに腰掛けて、ふと列車の上を見上げた空は、台風一過できれいな青でした。
空は嘘をつきませんねえ。やはり、雲が高く秋の空になっていました。
 カラスも1羽、ノンビリと留まっています。その光景が、いかにもローカル線の駅にぴったりで、気分は「これから仕事!」というよりもなんか「遠足〜」、という感じです。(笑)
好きだなあ、こういう時間。

 そして、やってきた特急しおかぜ。平日で指定席のせいかお客さんも少なく、車両は土讃線の南風よりも広々とした感じでした。観音寺駅までは、15分。高知駅からは2時間半ほどで観音寺に着きます。

 車窓から見えた瀬戸内海は、「これが台風の日の海!?」と驚くぐらい、静かでした。
高知の海は、台風でかなり荒れていたのに。やはり、違うものですねぇ。

 その後、仕事を終えて往復5時間のJRを下りたのは、午後11時前。タフな日帰り出張でしたが、台風の影響を受けず傘も差さず、親切な方に出会えて本当にラッキーでした。そういうとき、いつもこう思います。「…私はツイている!」って。(笑)

 

 
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