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ウィークリーN
第24回●2003年4月20日(日)

「ROBODEX2003レポートBセディア」

 
セディア (株)インタロボット生まれ
不思議のセディア
セディアは見た目、とてもシンプルなロボットです。しかし見た目とは裏腹に、ROBODEXに出品されているロボットの中で最も臨機応変な会話ができます。子供達が会話用のマイクに向かって「アー!!」と叫ぶと、「マイクに向かって叫ばないでね」と注意し、子供達はあっけにとられていました。複雑な質問にだって答えられるし、人間に対等に注意することもできます。
それはなぜでしょう?

実はセディアをコントロールしているのは、機械の裏側にいる人間なのです。(後ろのコンピューターの上にかすかにのぞく頭がおわかりでしょうか?)だから、どんな難しい質問も自由自在にやりとりができるのです。種明かしをすると「なーんだ」ですが、セディアはその見た目の構造から「複雑なことはできないだろう」と軽く見てしまいがちで、それがどんな難しい質問にもすらすらと答えられるから、見ている方はびっくりするのです。「人工知能はここまで進んでいないはずだ!?どういう仕組みになっているのか?」と混乱する大人もいるとか。

セディアは話す声の強さなどから、聞き手としてのうなずきやまばたき、頭や体の動きを自動的に作り出します。それ自体が会話するわけではなく、携帯電話と同じくただのコミュニケーションツールなのですが、話しているうちにセディアになんとなく感情移入してしまうのです。人の話を理解しているわけではないとわかってはいても、実際絶妙のタイミングでうなずき、答えてくれるセディアには、つい本当に「ロボットと会話している」という気分になれるのです。そこには確かに不思議なコミュニケーションが存在するのです。

インタロボット(株)  

SAKURA 岡山県立大学生まれ

隣のブースには、インタロボット社の技術の生みの親、岡山県立大学の渡辺富夫教授がいらっしゃいました。(注:写真は助教授の大久保先生です)お二人とも、さすがは円滑なコミュニケーションの研究者で、にこやかな表情、うなずき、豊かな話し方にすっかり聞き惚れてしまいました。

せっかくなので、教授が開発なさった、心が通う身体的コミュニケーションシステム「SAKURA」を試してみました。私は日頃からしゃべる仕事をしているのですが、目の前の3体のロボットが、私の会話のリズムに合わせて、それぞれ大きくうなずいてくれるので、とても話しやすいのです。実際、最近の無反応でコミュニケーション下手な人間の方が聴き方を学ぶべきだなあと痛感しました。

セディアやSAKURAを通じて感じたのは、人間はやはり視覚情報が大きな要素を占めるのだなあ、ということです。
うなずき、身振り・手振りなど、豊かな 身体動作は、豊かなコミュニケーションのためにはいかに大切か、恥ずかしながらロボットから学んだ次第です。

 

 

 
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