先週、パソコンで検索をしているとき、ふと思いついてセサミ・ストリートを検索にかけてみました。
「セサミ・ストリート」…改めて説明の必要もないほどの、有名な英語の子供向け教育番組です。初めてアメリカで放映されたのは1969年ですが、日本で初めて放映されたのは1971年の夏休みと冬休みのようです。1972年4月からは、教育テレビでレギュラー放送が始まりました。
ちょうど私が中学1、2年生の英語を習い始めた頃でした。夏休みや冬休みは毎日2回放送されていましたっけ。テキストを買い、午前の放送はテキストを見ながら内容を把握し、午後はテキストを見ずに楽しむ。放映時間は1時間ですから、当時は珍しかった「生の英語」に毎日2時間どっぷり浸かることができたわけです。私は留学経験はまったくありませんが、発音だけはよくほめてもらいました。すべてセサミストリートのお陰で、私にとってはセサミのキャラクターは懐かしい友人なのです。
検索からネットサーフィンが始まり、アマゾンであるものに目を留めました。「Sesame
Street: Old School 1 (1969-1974)」DVDです。これはひょっとして、初期の頃の放送をDVD化したものでは!?と、興奮しました。だって、35年ほど前の映像って、ほとんど見られないものばかりでしょう?直輸入盤で、和訳もないものでしたが…気がつくと、2本買っていました。(笑)
ちなみにウィキペディアに「セサミ・ストリート」は、こう出ています。
『セサミストリート』は現在、180もの国々で放送されている。・・・(中略)
元々はスラムなどに住むプエルトリカン(プエルトリコ人)、黒人などの子供たちが小学校就学時に、少なくともアルファベットや10までの数を数えられるように、合わせて学力の底上げを狙った番組。番組の舞台も音楽もすべて、そうした子供たちに親近感を持ってもらえるような工夫がされている。アメリカでは、そうした子供たちの基礎学力はこの番組で明らかに向上したが、白人中流家庭でこの番組を視聴した子供たちの学力の伸びはそれ以上で、学力格差の解消までにはつながらなかった。
へぇー、そういう意味があったんだ…。そう言えば、プエルトリコ人の出演者、マリアとルイスはスペイン語を話していました。スペイン語のあいさつや20までの数の数え方も、この番組で覚えたものです。
そして数日後、念願のDVDが到着しました。 |