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第380回●2010年3月21日(日)

 イタリアによせて 前編」

(今回と次回は、イタリア留学した 高知の女子大生のつぶやきをお送りします。)

 私はこの1ヶ月間、イタリアのジェノバというところで短期ではありますが、語学留学をさせていただきました。

 ローマ行きの飛行機から素敵な日本人カップルとの出会いがありました。13時間も座り続けエコノミークラス症候群になるかと思いましたが、その人達との会話がとても楽しく、フライトがそこまで苦痛ではありませんでした。早稲田大学の4回生で、卒業旅行で来ているのだとか。賢い方とお話しする機会は、とても貴重で興味深いものでした。
 また、NHKのイタリア語講座に出演している、マッテオさんという方にもばったり機内でお会いしました。非常に幸先の良い旅でした。

 私の行ったジェノバという都市は、北イタリアにあります。海沿いで治安が良くユネスコの世界遺産に指定されている通りもあり、夜景はとても美しかったです。私が泊まっていたホテルは、玄関のノックがライオンの口輪仕様のもので、生で初めてこのようなものを見ました。
 イタリアに来て思ったことは、まず男性が優しいということです。荷物を持ってくれる、車のドア、玄関のドア、ドアというドアを開けて待っていてくれたり、至れり尽くせり。さすがは 女性を大切にする文化のある国。今、こういう優しさが日本に少ない中、イタリアの男性は魅力的でした。
 また、こちらの女の子にとって鼻ピアスや口ピアスが普通なことにも驚きました。一番驚かされたのは日本の私たちの名前に意味があるようにこちらの人名にも意味あるということでした。私はこれを現地の友達に聞くまで知りませんでした。
 もともとの名前の由来は、昔のユダヤ語やギリシャ語から来ているらしく、宗教の影響を受けているなと感じました。意味を一人ずつ聞いてみると、「神のお側に」、「強い力を持つ者」などの意味がありました。
 あと印象に残ったのは、花売りです。黒人の人達がよく道ばたで花を売っているのですが、その人の自営かと思っていました。でも実は、大きい組織のボスが働かせているそうです。花売りだけでなく、晴れた日にはサングラスを売ったり、ミサンガやフィギュアを売ったりしていました。

 普通に買ってあげたいのですが、ぼったくりにあったり、スリをされたり、何をされるか分からないので買うことはもちろんしてはいけないそうです。つくづく日本が安全であることが理解できましたし、その人達の売り物を買ってあげられないことにも悲しくなりました。彼らは一日中立ち仕事ですし、常に声をかけて売っています。イタリアで働いている一般的な接客業の人たちよりもとても謙虚で、印象に残りました。
 もっとイタリアの政府はこのような組織に介入し、すべての人が安全に生活できるようにするべきではと感じました。

                             

 
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