第1142回 「美しい土佐湾を望む黒潮町M」
1月18日
高知県は長い海岸線を持つのに、美しい太平洋を望めるレストランがなぜか少ないと思います。台風に耐えられるような建築となると大変なのかもしれませんね。
以前高知市愛宕町にあったレストラン「M」。料理の美味しさとオーナーご夫妻の温かなお人柄が印象的なお店でしたが、昨年10月 黒潮町に移転オープン。美しい海の写真がインスタによく上げられていたため、行ってみたいな~と思っていたのが やっとかないました。
高知市からは車で1時間45分くらいでした。国道56号線添いで「海の王迎(うみのおうむかえ)駅」のすぐ近くですが、車で行くと少しわかりにくいので注意が必要です。
オーナーご夫妻は「なぜ黒潮町へ来たの?」とよく聞かれるそうですが、特にゆかりがあったわけではなく、ともかくここの海や自然に魅了されたとのこと。二重の虹もよく見えるし、大物の魚もよく釣り上げるそうです。
海に魅了される気持ち、わかります!この間近から見る海のきらめき、刻々と変わる表情。見ていると時間を忘れる美しさですから…
ランチメニューも色々とありますが、予約は必須です。せっかく来たのに、もしもお休みだったらガッカリしますからね。(お休みは不定休)今回はせっかくなので、牛肉のステーキのコースをお願いしていました。
お正月期間はお客さまでごった返していたそうですが、この日は朝方の激しかった雨のせいか貸し切り状態でした。
そして久々の「M」のお料理。ちょっとおしゃれなテーブルセッティングにも心が弾みます♪
この「真鯛とフルーツのミルフィーユ仕立て」の美しく、美味しかったこと!
タルト生地にシャインマスカット、昆布締めした真鯛のさいの目切り、ロマネスコ(ブロッコリー)がまるでショートケーキのような見た目です。ほんのりしたフルーツの自然な甘さと塩味のバランスが絶妙でした。さすがです。
次の「アツギリ豚ベーコントリュフPasta」は、トリュフの香りと歯触りが贅沢すぎる一品でした。あっという間にペロリ(笑)
メインはKYOTO「弘」さんの牛肉で、シャトーブリアンのステーキ。写真の角度が失敗しちゃいましたが、中がほんのりと赤く柔らかで、口に入れると和牛の旨味がほどけていきます。重くならないよう、少しオレンジの風味でさわやかに。
く~!「和牛を食べると幸せホルモンが出る」というのを実感しました♪
デザートは春らしい「いちごパフェ」。赤が効いていて、きれいで楽しめました。
お陰さまですべて、堪能させて頂きました。ご馳走様でした!
お店の前の海。この日は雨上がりだったのでここに座ることができませんでしたが、ゆったりと海のきらめきを見ながら時を過ごすのは、すごい贅沢な時間だと思いました。海の表情って刻々と変わるので、見飽きないんですよね。
次回は時間のゆとりを持ってこられたら良いなあ~と思ったのでした。