第947回 「トラブル回避へ 高知南国道路開通③」

3月27日

思いがけず3回シリーズになってしまった高知南国道路。

①高知ICから空港(室戸)方面に向かおうとして、誤進入。
②空港方面から高知市街地に行くのに、高知中央ICで下りなかったケース多発。

今回は最後の課題について取り上げます。

③高知中央ICは、高松・須崎方面に向かう高知自動車道方面と、高知龍馬空港方面では入り口が違う。

高速道路では進入してから分岐点で進行方向に分かれることが多いのですが、

高知中央ICでは入り口を間違うと目的の方向に行けません。知らないと空港までちょっとドライブ、のはずが反対方向の高知ICに誘導され、有料道路を通る羽目に…。

簡単ですが、下の図をご覧下さい。

まず、(A)の入り口。高知IC方面から2kmほど南進すると、室戸(空港)方面に行ける高知中央ICの進入路に来ます。

ここを、左折すると…

空港方面行きの高知南国道路に合流できます。こちらは無料。

下の写真は、同じ入り口(A)の反対車線から右折する進入路です。

道路を緑で色分けし、「室戸方面入口」と書いてあります。
これはわかりやすいですね!

もう一つは、北の高知道方面に向かう(B)の入り口です。

大津バイパスからの進入路です。電光掲示板には「高知東部道通行車は高知ICでは出られません」と出ています。「高知ICでは出られません」と標識の根本に追加の看板も設置されました。

進入路の風景は(A)も(B)も同じようなものですから、気をつけないといけないですね。ここからは有料道路になるわけです。

事故防止のため、土佐国道事務所も相当数の看板を追加設置して注意喚起していましたが、運転中でも何か考え事をしたり、夜間や雨で標識が見えにくかったりすることはよくあります。それに道に不案内な県外の方だっていらっしゃるでしょう。

しかし そもそも高知ICから高知南国道路にそのままアクセスできれば、お話ししてきた課題もなかったのではと思うのですが、なぜこういう構造になったのでしょう。用地買収がうまくいかなかったのでしょうか?それとも、山が多くて難工事になるから?
情報を知り理解できたら、より納得できるかと思います。

高速道の誤進入は一歩間違えれば大事故につながります。私たちも心して、ちょっと複雑な高速道を制覇していく必要がありそうですね。

第946回 「トラブル多発!高知南国道路開通②」

3月19日

先週、「新設された高知中央ICや高知ICで誤進入が多発」問題を取り上げましたが、3月17日の高知新聞にも「開通から17日間で306件の誤進入があった」と載っていました。そして早速、土佐国道事務所が改善に動きました。

前回、3つの課題を挙げたのですがそのうちの一つめ、
①高知ICから空港(室戸)方面に向かおうとして、誤進入。

「実際に走ると高知ICには、空港方面に向かう『高知南国道路』の表示は出ていません。これが逆に誤進入を生んでいるのではないでしょうか。」と13日に書きましたが、17日には早速 高知IC入り口の標識の根本に、緑の新しい看板が設置されていました。

「高知ICから東部道へは行けません」という、そのものズバリ!です。

その次には、「←高知道方面 東部道方面→」とあります。

東部道とは、高知南国道路ですね。さらにその先の分岐点にも、同じ物が。

写真では小さいのでわかりにくいですが。(クリックすると大きくなります)
ちなみに、高知インター方面へ進むと…

右側の東部道からの道と合流します。ここを逆走した車もいたようで「とまれ!逆走です」という看板と「誤進入された方 一般レーンでインターホンでお申し出を」と書かれています。これで高知ICから東部道へ行こうとする誤進入は大幅に減るでしょう。

さて、次の課題です。
②空港方面から高知市街地に行くのに、高知中央ICで下りなかったケース多発。
これが一番誤進入で多かったようです。高知中央ICで下りないと、そのまま高知ICにつながり、一般道に下りることができません。こういう場合は申し出れば救済措置として高知ICから南国ICまでの往復料金を無料にしてくれるようですが、時間と手間のロスになります。

高知新聞によると周知対策に高速道や幹線道路に新たな看板を60カ所追加するとか。実際、空港方面から高速道路を高知中央ICに向かって走ってみると…

五台山トンネル付近から、「高知ICでは出られません」の緑のタテ看板が何枚か追加設置されていました。

この看板は、先週はなかったものです。

高知中央IC出口近くの路面には、「無料区間おわり」の文字があります。
これを見ればわかるでしょうが、夜や雨だと難しいかもしれませんからねぇ。

「この先高知ICでは一般道へ出られません」の電光掲示板。
左には「無料区間最終出口」と左へ誘導しています。

五台山のトンネルを抜けると わずか2分、2kmほどで高知中央ICの分岐ですので、気を抜かないようにしなければいけませんね。これも知っていれば「行き過ぎて高知ICへの誤進入」を防げるのではないでしょうか。

それにしても、道路の説明って本当に難しいですね。このコラムを重ねて946回にもなりますが、写真を使っても説明が難しいのは今までで一番です。県民が混乱するのも無理はない気がします。

というわけで、今回も三つめの課題は次回へ持ち越すことになってしまいました。想定外ですが 乗りかかった船、いや高速だけに車でしょうか(笑)。次回でこの問題をまとめたいと思います。

第889回 「ローグへの小さな旅②~お食事編」

2月9日

前回に続いて「ホテル・ヴィラサントリーニ」新館のレストラン、「ローグ」のランチリポートです。メニューはコースのみなのですが、電話予約の際に食べられないものを訊いてくれるので、安心して伺えます。

こちらの井原シェフは高知出身で36歳とまだお若いのに、イタリアやフランスの二つ星レストランで修行なさり、イタリアンに和のテイストを組み合わせるのがお得意とか。期待感が高まります。

全面ガラス張りの素晴らしい景色を楽しみつつ、メニューに目をやると…

「ハガツオ 須崎  鰆 須崎 ・・・」

なんと、食材と産地しか書いていません。イタリアンによくある
「○○の■■■■ ~を添えて」みたいな長い料理名がないんです。
余白は新鮮でした。何が出てくるかわからず、ワクワクします。

飲み物は色々とあったのですが、私と中村はお酒が飲めないので
カクテルをノンアルコールでもできます、というのが嬉しかったです。
せっかくなので、こちらのオリジナルカクテルを頼みました。

グラデーションが美しい「仁淀ブルー」(1210円)。
グラスは泡が立つ飲み物専用の気泡が閉じ込められているこだわりのものだそうです。

グラスを傾けると、本当に澄みきった仁淀川を思わせる世界!
非日常の美しさです。サラサラした飲み心地で、お料理を引き立てます。

そして、コースの最初にサプライズが。
「メニューには出ておりませんが、始まりの一品です。」と運ばれてきたのが~

「何、これ!?」ビックリです。
落ち葉に見立てたのは、高知産のほうじ茶の葉。煙も出ています。

サラッと引き抜くと、枝の先には小さな可愛らしい焼き芋が1つ。

これ、中は安納芋、外側は紫芋で作られていて まるごと食べられるんです。
美味しくて、ワクワク。
こんな面白いコースのスタートなんて、シェフは天才的。(笑)

須崎のハガツオとフルーツトマトの一品。フルーツトマトは 県下でも限られた料理人にしか卸さない、なかなか手に入らないものだそうで、確かに甘さだけではない深みがあり、複雑で豊かな味わいでした。

黄身を使ったソースには、シェフが作った木鶏(もっけい)というカツオ節のような、鶏節(とりぶし)が使われています。高知のはちきん地鶏を田野屋塩二郎のにがりに漬け込んでいぶしたもので、ハガツオの後に追いかけるダシの旨みと香りが濃厚です。

次は、須崎の鰆(サワラ)。まるで春の絵画のような一皿です。
高知県産の野菜の上の黄色いカラスミがいい香り。

地牡蠣 須崎」。パスタも香りの魅惑的なこと!
私たち実は牡蠣はあんまり好きじゃないんですけど、プリプリ食感の歯ごたえに初めて牡蠣が美味しいと思い、堪能しました。

そしてメインの「土佐あかうし 土佐嶺北」。嬉しいボリューム♪
赤牛はモモ、ソースは黒皮大根で旨みと辛みが強く、少しピリッとしています。

赤身のヘルシーなお肉は味わいがしっかりしてるけど、柔らかい。
右下の塩は、田野屋塩二郎特製の「赤牛用の特別なもの」だそうです。確かにつけると肉の甘みをより一層引き立ててくれ、堪能させて頂きました。

最後は「リオレ 四万十町窪川」。
リオレはお米のミルク煮込みで、甘みの強い窪川の仁井田米「にこまる」を使っています。お米の研究家の方が「日本一おいしい」と太鼓判を押して下さったお米とか。

ジェラートは高知の蔵元、酔鯨の酒粕を使ったもの。酒粕は苦手だったんですが、
実に美味しい!これだけでも、また食べに来たいと思うほどでした。

カップも斬新。今月はバレンタインということで、最後のコーヒーには金箔ののった生チョコも添えられていました。

ローグのランチは5,500円、ディナーは14,300円(税込み)。
価格も非日常なんですが(笑)、この内容なら納得です。あまりに美味しくて、久しぶりにランチで感動しました。完全予約制ですが、これは予約が取りにくいのでは。

接遇も非常に良く、非日常で浮遊感を感じるほどの豊かさ。
食事だけで旅行した気分になった贅沢ランチでした。ご馳走さまでした。