第908回 「オンデマンド授業とソーシャルディスタンス」

6月20日

コロナ禍も次の段階へ進み、「新しい生活様式」の中で、新たな取り組みも進んでいます。オンラインやオンデマンドでの研修も一気に増えてきました。

弊社では今年の大学での講義は、すべてオンデマンド授業になりました。教員の話す内容を映像と音声によってコンテンツ化し、学生は履修科目を一定期間内なら好きな時にネットで視聴して授業を受けられます。しかしなにぶん初めてで急遽始まったシステムのため、不慣れなこともたくさん。

先日は某大学で恒例のビジネスマナー講座を収録したのですが、後日、収録された映像を確認させて頂くと、名刺交換のロールプレイングの音声が数ヶ所聞き取れない所があり、急遽音声のみをボイスレコーダーで収録し直しました。いわゆるアフレコですね。映像の口の動きに合わせて録り直しましたが、やはり映像とのタイミングがすべてピッタリとはいかず、どうしても若干ズレができてしまいました。うーん、難しい。

でも良いこともあり、11回もの講義がたった1回の収録ですんだのは助かりました。ただ400名以上のレポートがいっぺんに返ってくるのではないかと思うと、…どうなるんでしょう?戦々恐々と「その日」を待っています。(笑)

オンライン研修も花盛りです。たとえばNLPの世界的な権威、ロバート・ディルツ博士の4日間(半日)の講座が破格の5万円で受講できるなど、考えられないお得さ!今まで東京への交通費・宿泊費などで数十万円かかっていた費用がゼロで、講座料も一ケタ安くなっているのは地方在住者にとっては本当に有り難いことです。なんだかんだ、7月はオンライン研修を8日間も受講予定です。(笑)

一方、ソーシャルディスタンスを確保して、対面授業が始まったところもあります。こちらでは、学生はマスク、教員はフェイスシールドを付けての授業でした。

フェイスシールドって息苦しくないかなあ?とか不安だったのですが、マスク以上に快適で特に不便なこともなく、ホッとしました。何よりもマスク越しでも、直接学生の皆さんの顔が見られる安心感といったら!!(笑)

新しいシステムが出てくると、それに合わせて工夫も必要になります。失敗も重ねながら新たな刺激を受けていますが、例年通りの学生の皆さんの素直な思いで一杯のレポートを直接手渡してもらえると、こちらもリフレッシュするのでした。

第895回 「頑張れ、就活生!」

3月20日
新型コロナウイルスで、様々な影響が大きく広がっています。企業の業績が急激に悪化し、内定を取り消される大学生も出てきています。

私も例年3月の中頃には面接トレーニングなど大学の就職講座を2日間行いますが、今年は延期となりました。この時期本格化するはずだった会社説明会は軒並み中止や自粛となり、2021年春に新卒採用される大学生はどう就職活動をしたらいいのかわからず困っている人が多いのではないでしょうか。

「コロナ自粛」で業績の悪化により採用活動ができなくなった企業もあるようですが、企業側も頑張っています。感染拡大防止を考慮し少人数で説明会をしたり、ウェブ活用も進んできたようです。

「マイナビ」「リクナビ」などの就職情報サイトでは、動画によるウェブ説明会も見られます。対面で緊張しているリアル説明会と違い、仕事内容の説明など何度も繰り返し見ることができるのが長所ですね。しかし反面、直接人事の担当者とやりとりができず、企業情報が限られた中で志望先を決めなければならないことが課題でしょうか。

今年はグループ面接はやめて個人面接重視にする企業、ウェブ面接を取り入れた企業も多くなっているようです。ウェブ面接の場合、交通費もかからず何社も受けられるわけですから、高知のような地方の学生にも不利にならないと考えられますよね。

こうなってくると断然有利なのが、インターンシップに行った学生です。志望先の企業に行った人はすでにコミュニケーションをとっているわけですから当然ですが、行ったのが志望先の企業でなくても、その体験をいかに語れるかが重要です。希望業種とは違う企業での体験も「そこで何を学べたのか」と捉えることができれば自己PRにつなげられます。

前代未聞の出来事に、みんな不安が大きいのは一緒です。でもその中で、できることはあるはず。コロナの自粛が解禁された時に、企業研究をじっくりやる・自己分析を深めていく実際の店舗に足を運んでみるといったことを地道にやっていた学生は、当然有利になるでしょう。何でもそうですが、目の前にあるネガティブな側面ではなくポジティブな側面を見つけ、行動につなげられる人は強いですから。

就活生の皆さん、大変でしょうが 頑張って下さいね。

第854回 「とくし丸のお得意さん」

6月8日

皆さん、「とくし丸」をご存じですよね。そう、あの移動スーパーのとくし丸です。

先月TBSの番組でも取り上げられていましたが、スーパーの超大型化と郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由している人たちが増えてきています。今や買い物困難者は全国で825万人もいて、その救世主になっているのが移動スーパーです。近隣にスーパーがない地区や山間部の高齢者など、買い物に行くのが難しい人たちの家を一軒一軒まわる対面販売スタイルは、ありがたいサービスでしょう。

中でも「買い物困難者のニーズに100%応える」ということで、全国売り上げナンバー1の移動スーパー販売員、高知のとくし丸の谷平さんという方が密着取材を受けていました。「ご年配の方は、あまりたくさんは食べられないから、本当にいいものをだけをちょっと食べる」ということで食品は小さめサイズを選ぶとか、買い物代行もするとか、お客さんの誕生日プレゼントまで!実に細やかな心配りでサービスを行っているのが印象的でした。

そして、実は非常に身近にとくし丸のお得意さんがいるのです。

ジャーン、久々の登場、長女の涼歌(すずか)です。32歳になりました。
実は通っているデイサービスの近くに毎週火曜日 とくし丸が来るので、買い物に行くのが彼女の楽しみなのです♪

ご近所の方もいらっしゃっています。常連さんなんでしょうね。

涼歌にとってとくし丸がいいのは、来てくれるのはもちろんですが
「商品が選びやすい品数で、車椅子でも見やすい目線だから」ということでした。確かに、大きなスーパーだと商品が多すぎて かえって選びにくいのでしょうね。そういうことって多分、少なからぬ高齢者の方も同じかもと思いました。

世はネットショッピングが花盛りですが、買い物って、実際に商品を見て感じたりさわったり迷ったり選んだりするのが、日常のちょっとした楽しみでもありますものね。

ちなみに涼歌がこの日に買ったのは、
牛乳、野菜ジュース、アップルパイ、おつまみのイカソウメン。(笑)
ニコニコでした♪

商品仕入れは地域のスーパーから行っているそうで、冷蔵庫付きの軽トラックには生鮮食品も含め、何と400品目以上を積んでいるそうです。また、買い物だけに止まらず、スタッフは地域の「見守り隊」としての役目も目指しているそうです。

地域の高齢化や運転免許の返納に伴い、移動スーパーはこれからますます なくてはならないサービスになっていくことでしょう。