第1009回 「コロナの影響」

6月11日

長女がお世話になっているデイサービスAが、コロナの影響で中止となりました。
ここはスタッフ2人体制の送迎なので、私が仕事中でも母が家を開けて、スタッフの方々が車いすの長女を室内に連れて行ってくださいます。そのため長時間の研修は週に2日のAの通所日に集中させているので、さあ大変!とりあえず今週、どうしよう?

ダメで元々、もう1カ所通っているデイサービスBの相談支援員さんに相談したところ「今週だけ」という特例でお願いできることになりました。ありがたい!とホッとしましたが、すぐに来週は、どうしよう?となります。あ、姑の手術は来週だった。入院と手術の日はデイサービスBだからなんとかなるけど、退院日はデイサービスAの日だと思い出し、義妹にお願いして、1つクリア。…そして来週の研修日は、どうしよう?

思えば入った研修を替わって頂いたのは唯一、もう25年も前の父の葬儀の日だけでした。うちのような小さな事務所はなかなか代わりがききませんので、長年なんとかやってこられたことの方が奇跡的とも言えます。そして無情にも、デイサービスAからは「無期限活動中止」の連絡が入りました。あぁ。

人生って、方程式を解いて行くみたいだなと思います。簡単なものから初めて、次第に難しくなる。解いても解いても、次の問題が立ちはだかります。
でも、わかってはいるんです。家族がコロナにかかった、あの日々よりはマシだと。だから、文句は言えませんね。(笑)

昨日伺ったある医療系専門学校の初回の授業で「障害ケース・スタディ」として中村と障害を持った当事者の思いや、障害児を持った親の心理の話をしたのですが、学生の皆さんの素直で前向きな感想にずいぶん力を頂きました。

心理学で学んだ「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」という言葉を紹介すると 大勢の学生さんが心を動かされたと書いてくれたのですが、それを読むと逆にまた自分も励まされるのです。本当に、人は人に支えられていると実感しています。

この状況も、きっとなんとかなるはず!
そう信じ 希望を持って、一歩ずつ進もうと改めて思います。