第963回 「緑の中のラーメン・カフェ~金次郎」

7月17日

夏ですねえ。まるで夏休みの絵日記のような入道雲が呼んでいるみたいです。(笑)
幡多に仕事に行ったとき、いつものイタリアン「ポモドーロ」がお休みでどうしよう、と思ったら「そう言えば宿毛市に美味しいラーメンがあるらしい」と思い出し、行きました。

高速道路も宿毛市和田まで延伸していますが、地図で見たらお店のある二ノ宮地区まで道路が新しくできていて、高知市から2時間半ほどで行けました。

「お店はどこ?この辺りのハズなんだけど…」と探すと、左手にありました!
これは見落としますよね。ちょっと森の中に入っていく感覚です。(笑)
駐車場は2軒東を、左手に上がった場所です。

入り口の階段は、枕木です。 雨の日は すべるのでご用心。

二ノ宮地区にある「金次郎」。
実は看板に小さく「二ノ宮」と入っているためか、ネットのブログ記事もフルネームだったりしますが、「二ノ宮金次郎」ではなく、「金次郎」が正解とのこと。

2016年のオープンらしいですが、すっかり人気店で  宿毛では珍しい行列が。(笑)
そのため、居心地良さそうな椅子が20人分くらい設けられています。

お店は11時からですが 11時半前には満席で、緑の中で待ち時間を過ごします。

いざ、入店!お客さまがいらっしゃるので全体は写せませんが、
南の窓からは夏の緑がしたたるようで、実に綺麗です。

メニューは定番の醤油・塩・味噌に加えて 担々麺、上海まぜそば、サンラータンメン…と様々。え?トマトとチーズの味噌ラーメン?パンダラーメンって何!?(笑)

パンダラーメンはお揚げが入ったあっさり味で、味噌ラーメンはベジタブルポタージュスープだとか。「当店の出汁はは真折昆布と5種類のお魚の一番出汁のみ使用しております」って、健康志向♪高知では珍しい、化学調味料抜きのオーガニックなラーメン店なんですね。ではまず、ベーシックな塩から行きましょう!

塩ラーメン(700円)が来ました。お箸も上品に包まれています。
トッピングは固ゆで卵、チャーシュー1枚、メンマ、水菜、トマトと紫タマネギ。
麺は細麺のストレートで、一口食べると…

わ、出汁の香りとうまみがすごい!まるで味の強いお澄ましを飲んでいるような…。
サッパリしているので、これは毎日食べられそうな美味しさ♪
紫タマネギのみじん切りが、味の良いアクセントになっています。

ちなみに「特製 塩ラーメン」(950円)だと、チャーシューと煮卵が増量。
別皿に盛られてくるのが上品で、味のバランスも損ないません。

チャーシューも個性的で、薄くてあっさり味、でも美味しい。
隣の女性陣は追加トッピングしてました。わかるわ~!(笑)

中村は「トマトとチーズの味噌ラーメン」、(850円)人気らしいです。
グリーンとトマトスープの赤のコントラストが綺麗ですね。

味が予想つかなかったのですが、「まろやかでコクがあって美味しい!」
「ちょっとエキゾチックで、まるでパスタをラーメンで食べてるような感じ」と。
麺を食べた後は、スープを楽しむ時間に早変わりです。

「スープを飲み干しても罪悪感がないって、いいですねぇ~」と完食。(笑)
どれも麺の器がとてもきれいで、ラーメン店と言うよりもカフェ、の方がぴったり来ます。勝手にラーメン・カフェとネーミング。(笑)

もう一品、これは「冷やし中華」(900円)、数量限定です。

レンコン、アボカド、ゴーヤ、鶏肉、トマト、グレープフルーツ(ルビー)、ブルーベリーが厚切りで色とりどり。その美しいことと言ったら!

スープはさらさらしたごまだれで、麺はもっちりと太めの全粒粉。
食べ応えアリだけどヘルシーなので、もたれない感じです。
また、明日も来たい(笑)。地元の方、いいなあ~。

皆さんが席を立った一瞬。たまたまお隣さんは、神戸からの方だったようです。
これから夏休みになるので、ますます混み合うんでしょうね。

2世代のご家族が総出で、お客さまへのしつらえ(準備)、食器、笑顔と宿毛らしい
心のこもった対応をして下さったのが印象的でした。ご馳走様でした。

「金次郎」さんのFace Book はこちらです。

第951回 「味も心遣いもやさしい 衣ケ島食堂」

4月22日

早いもので次女の赤ちゃんも8か月になり、子連れで動けるくらいになってきました。
そこで、高知市横浜にある親子連れに優しく美味しいランチを頂けるという「衣ケ島食堂」さんに行ってみました。

横浜トンネルを抜け、ローソンのある信号を左折し細い道を100mほど入ると、右手に駐車場があります。車を止め、道を右に曲がって2軒目の白いお家が…

衣ケ島食堂です。立派に張り出した松の枝に、「素朴な昼ごはん 衣ケ島食堂」という藍染めの旗が吊されています。

昭和の立派な民家の建築を、うまく活用しています。
玄関をくぐって左手に行くと…

高い天井と内廊下、その右手に大広間が。
懐かしい大伯父さんの家にお邪魔したような、昭和の家の作りです。

広い和室にはいくつかのテーブルと、カウンターがあります。
一番右手には…

ガラス障子で区切られた親子連れで利用しやすい、6畳の座敷が。
なんと部屋の隅にはベビーベッドまで置いてあり、至れり尽くせりです。

本日のごはんは、お吸い物と惣菜付きで 1250円。
炊き込みご飯を2種類から選びます。

この日は「日高昆布で、ふきとあさりの炊き込みご飯」か
「羅臼昆布で、たけのことしらすの炊き込みご飯」です。

こちらは次女の「ふきとあさり」。
おかずはトマトのジュレ、玉子焼きの揚げだし風、豆腐に海老とわらびの餡かけ、イタドリと人参とひじきの炒め煮?だったかな。説明してくださったのですが、覚えきれませんでした。(笑)

こちらは私の「たけのことしらす」。
どちらも昆布だしが素晴らしく利いていて、味が深いのです。
春の食材を使っているので、口の中にもぱあっと春が広がる感じです。

私のは羅臼昆布のだしでしたが、日高昆布に比べて味(うまみ)が強い感じがしました。

出して頂いた冷茶はキシマメ茶とハブ茶が半々と言うことで ほのかな甘みがあり、薄味のお料理を引き立たせます。

最後に、熱々のおだしをかけてお茶漬けにして頂きます。
丁寧に作られたごはんはどれもが優しく、体に染みていくようです。

せっかくなので、デザートも頼みました。次女は土佐の和紅茶、
私は「森木萃香園さんおすすめの煎茶」(どちらも450円)とあずきのチーズケーキ。

本格的な煎茶のセットも、いいですねえ。
とてもお茶が美味しく感じられました。

あずきのチーズケーキは、しっとりしていて和のテイストがあり、こちらも美味しかったです。

ちなみにこの部屋にはこんなにも子供用チェアや乗り物がそろっていました。
右端のアンパンマン号、試乗の後思わず買ってしまいました。(笑)
高齢者の方用の椅子もあり 本当に顧客目線での心遣いが感じられて、ほのぼのとした気持ちになりました。

今の時期、こうして出かけられること自体が 何より有り難いことと感謝です。

第941回 「チョコレート2題」

2月13日

明日はバレンタインデー。最近ご縁があったチョコレートの中で、これは面白いなと思ったものを2つ、ご紹介しましょう。

このとても絵になるチョコは、佐川町の「ポワリエ・ショコラ」というチョコレート工房のもので、私の一押しです。2018年に神奈川県から移住なさった姉妹が立ち上げた若い会社だそうです。ベルギー、フランス、東京で修行された後 高知の食材のおいしさに驚き、「この食材ならもっと美味しいチョコが作れる」と確信したのだとか。私もたまたま頂いて、その繊細な美味しさに驚きました。

まず最初、その材料が意外でした。ジンジャー(ショウガ)はまだわかるけど、佐川の紅茶?トリュフ塩?青ノリとピンクペッパー!?頭の中は「?」だらけです。

例えば「土佐ジンジャーチョコレート」は、佐川町の畑で採れたショウガをその日のうちに加工し、じっくり煮込むんだそうです。ゆっくりと自然乾燥させできたジンジャーコンフィを、ビターチョコレートとキャラメルチョコレートでコーティング。これを口の中に入れてみると…

うわぁ最高!なんて美味しさ!素材のジンジャーが上品なお菓子になっている驚き、まろやかなカカオと、こんなにも合うの!?感動。

ホワイトチョコに青ノリとピンクペッパーをトッピングした、真ん中のチョコも決して奇をてらった味ではなく、青ノリの香りをまず感じ、その後甘すぎないマイルドなホワイトチョコにコショウのスパイシーさが溶け合う。とても洗練された味です。上質で芳醇で、驚かされることばかりでした。また、明日でも食べたいチョコです。

さて一方、こちらは浜辺のベンチ。無造作に置かれているのは…

なんと、あの「月刊ムー」とのコラボレーションチョコレートです!!
偶然ネットで見つけて、買わずにはいられませんでした(笑)

これは、広島県尾道市にあるチョコレート工場「ウシオチョコラトル」のものです。石川県の住職「高野誠鮮」氏に 自然栽培米を御祈祷して頂いたものをポン菓子にし、能登の揚げ浜式の塩とグァテマラのチョコレートに混ぜ込んでいるそうです。(謎)

ミステリアスな雰囲気が、バックの海とよく合うでしょ。(笑)

「ウシオチョコラトル」は世界中のカカオ農園を回って豆を買い付け、こだわって作っているそうです。タンザニア、グァテマラ、ガーナ、ハイチ、ベトナム…。それぞれの豆の味と産地ごとの個性を生かし、「カカオと砂糖、以上!」で作られた「脳天直撃チョコレート」!(ホームページより)

上は、「ハイチ」。ハイチ産の豆を使っています。包み紙も含め、オンリーワンのセンスがまるで閃光のように光っています。(下はお手紙のイラスト)

「ウシオチョコラトル」のチョコレートは、なぜか六角形なんです。
この辺も、ミステリアスですねえ♪

「ムー」チョコレートは、食べた途端、まるで雷に打たれたよう!ともかく、ガツンと強烈な味でした。砂糖と米・塩以外に混ぜ物をしていないため、グァテマラ産のカカオ豆の主張が半端じゃありません。これは食べたことがない味!これでもかとカカオ豆が押し寄せてきます。

それに比べると「ハイチ」は、もっとマイルドでした。これはカカオ豆と砂糖だけなのに!グァテマラ産の豆とハイチ産の豆の味は、こんなにも違うのかと驚きでした。勉強になりました。

最後に。嬉しいメッセージカードが添えられていました。

「筒井典子様
ご注文ありがとうございます!
ムーチョコレートはご祈祷されたお米が入っているので
召し上がられて不思議体験をされましたら、ぜひお知らせください!
ウシオチョコラトル 〇〇」

作り手の方のこういう気持ち、すごく嬉しいです。たいした価格買ってないのに。
…これ、大事にとっておこうっと。(笑)