第1005回 「割れ爪レスキュー」

5月14日

10日ほど前のことです。気がついたら、手の中指の爪にタテに亀裂が入っていました。長さは5ミリくらいでしょうか、こんなに長い亀裂は初めてでした。

あわててマニキュアでコーティングしましたが、すぐ割れました。次にばんそうこうを4種類ほど次々試しましたが、手を洗うことが多いので、すぐにはがれてしまいます。それならとラップのように薄くくるむタイプを使ったら、爪の根元がかぶれて腫れてしまいました。でも何もしないと亀裂が広がり、爪がひっかかった時に指側に引っ張られて「イタタタ!」(泣)

考えてみると、爪に対してばんそうこうの対処って、昭和のやり方でした。今は令和、もっと良いものがあるはず!ということで検索したら、早速見つけました。

「爪の補修剤」、送料無料で622円。これだっ!と早速買いました。

中はこうなっています。マニキュアタイプの塗れるネイルグルー(爪用のノリ、補修剤)、そしてこれが優秀!なシルクシート7枚入り。

シルクシートって薄いメッシュのシートで、割れた爪を保護するようです。
まず、ネイルグルーをマニキュアのように塗り、その上に割れた爪より少し長めに切ったシートを貼ります。シートは自然にグルーに貼り付きます。最後にその上からまたグルーを2~3回塗り重ねます。最後に爪切りやヤスリで爪の先を整えればOK。

5日間ほど苦しんだ後だったので、この商品のありがたさが身に浸みました。マニキュアくらいすぐ乾くので、その後は気にせずにジャブジャブ手を洗える。かぶれることもなく、非常に快適です。爪が伸びてきたら、普通に爪切りで切っていくといいだけ。

そして実は上の写真は、メッシュシートを貼った翌日の写真なんです。一見してわかりませんよね?(笑)

美容院でこの話をすると、ネイルのお手入れをしてくれる美容師さんも「知らなかった」ということで、商品の写真を紹介しました。家事をすると どうしても水仕事って多い上に、今はあちこちでアルコールで手指消毒しなければいけない時期。ちょっとした情報ですが、どなたかのお役に立てれば幸いです。

第1004回 「87歳だから」

5月7日

87歳になった母が訴えます。
「しょっちゅうケータイに、データ容量が不足していると言われる。どうしたらいい?」

見ると、確かに容量が一杯。調べるともう5年前の物なので、母の日のプレゼントに新しいのを購入することに。私の家族割りにすると安くなるため、ショップに出かけて申し込みすると、店員さんが次回持参する物を「保険証、公共料金の領収証、銀行のキャッシュカード…」とメモしてくれました。公共料金の領収書がハードル高そうだなと思ったので、あらかじめ探しておくように言って確認すると「あった」とのことで、一安心。

予約していた、子どもの日。孫のお祝いでもなく、結婚記念日でもあるんだけど、母のために朝10時前にショップへ。準備していた書類を順次、並べていきます。一通り説明を受けた後、「では、公共料金の領収書を」と言われて母が出したのが、ガス警報器の明細書かなんか。役に立たない。…まあ、87歳だから、仕方ない。(笑)

キャッシュカードの暗証番号を入れる場面では、母の書いた番号を間違いないように私が入力します。エラー。「あれ?これだったかな?」またエラー。3回エラーが続くとロックがかかり、使えなくなってしまうという説明に焦る母。そして、無情にも3回目のエラー。見かねて助け船を出します。
「普段、通帳を使ってるのよね?」に母は、
「ううん、キャッシュカード!」
店員さんとズッコケました。(笑)

「いつも使ってるのに、なんで…」と落ち込む母に
「まあ、そういうこともあるよ。」と慰めます。
私も、色々とよく忘れるので。

で、公共料金の領収書と、通帳と印鑑を取って来ようということになり、ちょうどお昼前だったので、午後2時からの予約を取って、母を家まで送ります。
「もうカードはいらないから、ガスとか水道の領収書と、通帳と印鑑を準備してね」
「印鑑、どれだったろう…」と不安げな母。

お昼ご飯のあと確認の電話をすると、「水道の領収書、あった。印鑑も見つかった」
とのことで、一安心。午後1時半、母を迎えに行きました。今度はOKでしょう!

ところが、思わぬ伏兵が。なんと出したのは、父の名義の通帳!
また店員さんとズッコケます。いや、名前違うし!しかも父、20年以上前に亡くなってるし。店の人も見かねて、「ではご本人さんの通帳と、念のためにもう一度カードを持って来て頂けますか?」「わかりました、すみません。」

というわけで、また店を出て、母の家へ。実家へは行き止まりでクランクが続く細い道なので、近くの広い場所に車を止めて、そこで待つのです。
母に「通帳とカードね」と念を押して、行かせます。15分ほどして戻って通帳を見せるので、「それはいいけど、カードは?」「カードもいるの?」
おいおい、もう何度目なの?イラッとしますが、仕方ない。87歳だから。

また待ちます。こんなこともあろうかと持参した原稿を直し、時間を有効活用。
しかし30分経っても戻りません。ケータイに電話すると隣の座席で鳴り、「コントか!」と思わず突っ込みを入れました。(笑)家に電話すると
「カードが、どうしてもない」
「もう、なかったらいいから」と戻って来させて、再び店へ。

今度は自分の通帳と印鑑だったので、やっとうまく行きました。でもデータ移行で時間がかかり、結局店を出たのは午後4時20分くらい。まさか一日仕事になるとは。(泣)
疲れたけど、ショップになかったスマホケースも買いに行かねばなりません。

駅前の某電気店に行くと、幸い何種類かあったので購入。やれやれ。
家に戻ったのは5時過ぎで、疲れ切った一日でした。
母はしきりと「カードがなかったらどうしよう」と言っていましたが、「家の中にはあるから大丈夫!」と、私はもう半ば人ごとです。(笑)
そしてやはり、ちゃ~んと翌日見つかり、暗証番号も思い出したのでした。
いつも通りです。

こういう問題が起きると、すわ、認知症か!?となりがちですが、まあ日頃はちゃんとカードで降ろして問題なくやってるわけですし、心配しすぎると手を出しすぎて、母の自立心を奪ってしまうことになりかねません。自分でもちゃんとできる、というプライドが生きる力でもあるので、今後もズッコケつつ ゆる~く見守っていこうと思うのでした。(笑)

第1003回 「違う分野の面白さ」

4月29日

雨の休日。コラムのテーマを考えつつ、「TOP POINT」に手を伸ばします。

この本を教えてもらってから、もう20年は経つでしょうか。TOP POINTは簡単に言うと、新刊ビジネス書の要約本です。毎月数多く出版されるビジネス関連の書籍の中から、「一読の価値ある新刊書」を10冊厳選し、1冊当たり4ページに要約しているものです。

その分野は政治、経済、学術から哲学、心理学、宗教学に至るまで実に多様で、経営者が多く読んでいるのも、うなずけます。自分では絶対選ばない分野の本を垣間見ることができるのが魅力。これを読んで「面白そう」と思い買った本は数多くありますが、また要約が まさに達人技。1冊読んでも、残るのは結局 要約部分ということが多いのに感心します。ちなみに中村も同じ本を取っていて、二人であれこれ議論?することも。(笑)

最近の中で面白かったのは、AIの分野の本です。「ロボットと人間」「ブレインテックの衝撃」「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか」…。
中でも「ブレインテックの衝撃」は機械と脳を融合させ、直接情報をやりとりする技術の最前線が書かれていて、まさに衝撃でした。たとえば、念じるだけでスマホを操作することができるようになるかもしれないのです。

片腕を失った退役軍人が「ルーク・アーム」と呼ばれる最先端のロボット義手を付けた話も書かれていました。義手でグラスを持ち上げて水を飲めたとか、何か触ったりつかんだりすると情報が脳にフィードバックされ、その感触を得られるようになったとか。なんと この義手で、ロック・クライミングをした人までいるそうですが、今はここまで来ているんだなあと驚嘆するしかありません。

自分に置き換えて考えると小さなことですが、 私はかなりの近視で、コンタクトレンズに長くお世話になっています。50代になってからは老眼・近眼兼用レンズができて すごく助かっていますが、ここ1年ほどで急激に右目の視力が落ちてきました。年齢的に白内障も進んでいるようで、もう少ししたら眼内レンズを入れる手術をしないといけないんだろうなあと覚悟はしています。

でもレンズの性能が飛躍的に高まっている今、きっと手術をすると驚くほど世界が鮮明になるんだろうと思うと、それも悪くないと思えます。むしろ、ちょっと期待しているかも。(笑)

小学生の頃に見た石ノ森章太郎のマンガ「サイボーグ009」は、主人公の少年が最強の兵士=兵器であるサイボーグに改造されてしまった話ですが、それが今や現実のものになりつつあります。その進化スピードは「事実は小説よりも奇なり」のようですが、より良い世界につなげて欲しいものです。
決して、兵器には使うことがないように。