第1093回 「宿毛市で地域支え合い講座」

2月10日

先日、宿毛市の社会福祉協議会さまからお声がけ頂き、宿毛市老人クラブ連合会さまの「地域支え合い講座」で初めて講演させて頂きました。宿毛は長女が生まれた38年前に2年間住んでいた大好きな町なので、とても楽しみにしていました。

実は14年前にも宿毛市に呼んで頂いたことがあり、当時のスタッフさんと今回のスタッフさん含め大勢の方々が温かく出迎えてくださいました。今回担当してくださったAさんに「ちなみに、14年前には?」と尋ねると「高校生でしたね」ということで、大笑い。その時にも中村と二人で伺ったこと、1日2回講演だったことなどをスタッフの方もよく覚えていてくださり、「さすがは人情厚い宿毛!」と嬉しかったです。

さて講座は「地域支え合い活動でのコミュニケーションのコツ」として、50名もの皆さまがお集まりくださり、熱心に耳を傾けてくださいました。

高齢者世代同士の支え合いを行う上で、お互いに意識すべき関わり方や声かけのポイントを楽しく学んで頂けるよう「相手の立場に立って考えよう」「聞き上手になろう」「自分の気持ちや情報を伝えよう」「協力しよう」という4つについて再確認して頂きました。私はこの年代の皆さまとの講座は少なく それだけに内容もかなり悩んだのですが、幸いアンケートで9割の皆さまから「良い」評価を頂けて安堵しました。

「日常生活で大切な事ですが、改めて気づかせてもらいました」「自分の聴き方について考える機会になりました」といったお声を頂きました。

またペアになって「上手なお断りのしかた」など、ちょっとした言い方・聴き方を実践し、会場は笑い声に包まれていました。「傾聴に通じる勉強になりました」「他の地区の方ともコミュニケーションが取れて良かったです」「視点を変えて別の講座をまた、開いてください」とのご感想も頂きました。

これから災害などの時にも、地域間の支え合いはますます重要になって来ます。いざというときにもスムーズなコミュニケーションが行えるよう、日頃からこうしたネットワーク作りや交流の機会を持つことはとても大事だなあと実感しました。

そしてこの後はもちろん、美味しい宿毛の海の幸を存分に堪能したのでした。(笑)

大好きな宿毛の皆さま、ありがとうございました。
まだ寒い時期ですので、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。