第1198回「気分は警察官」
2月21日 中村 覚
街中を歩いている時に警察官に会うと、なぜか挙動不審になってしまい、足は止まり仕草がぎこちなくなる。
「何も悪いことはしてないんだけど」
「わかってるって(笑)」
知り合いとの会話です。車を運転している時に似たようなことがあるので、わかる気がします。
ふとバックミラーで確認すると2台後ろの車がパトカー。数分後、確認してもまだいる! なぜついてきているのか? 向かっている方向が同じなだけ。でも若干 緊張するのも事実。これはまだいいのですが、高速道路を走行中、すぐ後ろにパトカー。急に頭の中で制限速度がブレ始めます。少しずつ体力が削られていくようにスピードが落ちていきます。でもあまりに遅くなると、かえって怪しまれるし… どうしよう。つまりは、お先にどうぞ どうぞ。とにかく私から離れてください(笑)
そんな私ですが、先日 運転中に初めて警察官の気持ちになりました。
カーブが結構多い山沿いの国道。私の前を走る車のスピードが、少し遅いのです。たしかにカーブもあるし、この道 初めてなのかな? でもそれほど道幅も狭いわけではないし…と思っていると、急カーブの所で突然ハザードを出して停車。お互い時速40㎞ほどでしたからセーフ!でも、これは想定外。心の中で「なんですとぉっ!?」すぐに私も停車。間もなく運転席のドアが開き車から降りてくる様子。
ところがドアが開いたまま なかなか降りてきません。後ろの私の車を警戒して、降りたくても降りられないのかも。私の後ろに2~3台車もいたので、このままの状態が続くと「なんだ、なんだ、 前の方で何かあったのか?」となるので、ドアの開いた車をゆっくりと追い抜くことに。となると、私は対向車線側に大きくはみ出すことになります。でも ここは左カーブ。ある程度 前進するまで対向車の存在がわかりません。
追い抜く時にドアを開けたままの運転手の様子をチラ見しました。手に水筒を持ち、身を乗り出すようにまさに降りようとしているところ。でもこれ以上はわかりません。対向車の存在が気になっていたからです。つい「カーブを越せば直線の道なのに、なにもここで止まらなくても…」と思ってしまいました。
もし私が警察官で、この状況に出くわしたとしたら?
付近にパトカーを止めて、ドアを開けた運転手の所に行き、「どうされましたか?」
理由はどうあれ大きなトラブルになる前に、未然に防ぐといったことになるのかと。ひょっとしたら、まずは酒気帯び運転を疑うのかなぁ?…初めて警察官の気持ちになり、気が付けば、道端でなびく旗と同じ文言が頭の中に。「交通マナーを守りましょう」(笑)
などと人様の運転に口を出すのは簡単ですが、私自身、15年前に免許を取った時と同じように、キチキチと今も運転ができているか というと、「〇〇」や「××」など、改めて気を引き締めなければならず…。ここで詳しく内容は書けませんが(笑)
そんな自分とは裏腹に、最近 交通ルールの厳罰化もあってか、車のマナーが良くなったと思うこともあります。みなさんはいかがでしょうか。
例えば、横断歩道。当然ですが、歩行者が渡りきるまで歩行者優先です。運転手は横断歩道があれば、すぐに停止できるように徐行しなければならず、歩行者がいる場合は一時停止して渡り終えるまで待たなければなりません。
これは、自動車学校でよく言われた内容。ところがです。大きな交差点で、20mはあろうかという長い横断歩道の場合、今まさに右端から渡り始めた歩行者がいるとすれば渡り切るまでに時間がかかります。左端にいる自分の車の前を横切るまで数秒間あるとなれば、ついつい発車。これ、アウトなんですね。でも、これをちゃんと守る人が増えているような気がします。
そして、長い、短いは関係なく横断歩道を渡ろうと待っている時、ちゃんと車が一時停止してくれて「どうぞ、どうぞ」と快く譲ってくれる、そういう場面も増えているように思います。
そして 厳しいようですが、これらは警察官にすれば「当然なんです」(笑)

