第1210回「追手前学 2026」
5月16日
今年も「追手前学」の講話の季節がやって来ました!
新入生に、追手前高校の歴史と先人について学んでもらう講座。今年は初めて一人で担当したので、力を入れて準備しました。
45分間授業なので、質疑応答の時間を引いて構成します。内容は、
①自己紹介
②校内探検
③追手前クイズ
④沿革(学校の歴史)
⑤追手前高校人物列伝
⑥伝統とは
今年は校舎東半分が工事中のため、シートで覆われて見えません。校内探検では昭和6年に建てられた校舎の全景を見てもらい、設計監修をした建築家・武田五一も卒業生だったことを伝え、武田が「水平ラインに象徴的な垂直の塔を作る」という思想を形にしたものだとお話ししました。その他時計台の内部、元貴賓室だった校長室、奉安殿と見てもらいました。
その次は、追手前クイズ。追手前に関する難問3問を、勝ち抜き戦で答えてもらいました。
先生も間違うレベルを見事勝ち抜いてくれたのは11人。3問共の正答率は20人に1人と5%でしたが、よく健闘してくれました!
追手前クイズ王の11人には、追手前高校の名前が入ったノートを校友会からご提供頂きました。
その後、148年間の学校の歴史、学校制度の100年前と現在の違い、戦争の記録、卒業生の人物列伝などをご紹介し、最後に今年94歳で亡くなられた校友会特別顧問の井上閣下の「伝統とは」というフレーズをお伝えしました。
「古いことに固執することは伝統ではない。
新しい時代に向かって向上心を持ち、いかに社会や未来へ向かって
優秀な人材を生み出すかが、生きる伝統だ」
この「人材」は「人財」にも繋がります。人としてのあり方が社会の宝となる。その準備期間が、高校生活なのですね。
質疑応答では、マイクがない中、2人の生徒さんがしっかりと感想や思い、質問を大きな声で伝えてくれました。私が最もやり甲斐を感じる瞬間で、何に関心を持ったのかを学べる貴重な機会でもあります。
質問は昭和期の学校の試験制度についてで すぐに回答できるものではなかったため、調べてからお答えすることをお約束しました。
追手前の生徒さんの真面目さ、熱心さには、いつも心を揺さぶられます。こうした仕事こそが、今の自分がやりたい仕事だとつくづく感じます。
追手前高校の生徒さん、先生方、そしてご関心を持ってお読み下さった皆さま、ありがとうございました。






