第1010回 「心晴れやかフレンチ、エトネ」

6月18日

前回ご心配をおかけしましたが、やっと来週から長女のデイサービスも再開で、一安心。最近 疲れていた私を心配して、スタッフの中村が高知市万々にあるフレンチレストランを予約してくれました。行ったことがない店なので、コラムにも最適♪それだけで単純な私は、元気百倍に。(笑)

万々商店街の通り沿いにあるフレンチレストラン、「Étonné(エトネ)」。そう言えば次女からも美味しい、と評判は聞いてたのでワクワクです。

今日のランチは満席です、とのお知らせがドアに。評判通りでした。

中は天井が高く、きれいで座席もゆったりと配置されていました。満席だったのでお客様が映ってはと、お店全体の写真は自粛。
今回はカウンター席を予約していましたので、そちらへ座ります。

早速、メニューを拝見。
○鮮魚のポワレ エトネの夏のソース(1800円)
○土佐ポーク肩ロース肉のロースト(1800円)
○ステックフリット
~牛ロース肉のステーキとジャガイモフリット~(2000円)

これに、前菜と食後のドリンクがつきます。コラムに取り上げるなら お肉とお魚を選ぶのがいいんですが、食欲に負けてポークと牛ロース肉に転んじゃいました。(笑)

前菜が来ました。紫キャベツ、ジャガイモ、豚肉のテリーヌ、コショウダイのマリネ。色とりどりできれいです。そして美味しい。メイン料理への期待も高まります。

これは私の土佐ポーク肩ロース。窪川ポークです。色合いがきれいでしょう?お肉は粉をして焼くことでジューシーに仕上げてあり、付け合わせのラタトゥイユ(夏野菜のトマト煮込み)も夏らしく深い味。お肉とからんで楽しめました。

ご飯少なめに頼んだら子供茶碗に軽くくらいの少なさで驚きましたが、はずせないデザートのために、これは正解だと確信しました。(笑)

こちらは中村が奮発した?牛ロース肉のステーキ。でも、ポークと200円しか違いません。見るからに得した気分で、「見ても満足・食べても満足」だそうです。
紫ジャガイモを1個強奪しましたが(笑)、あっさり揚げてあり、特製マヨネーズを付けるとコクが出て二度楽しめました。

デザートは別料金(500円)になりますが、ここは必ず押さえておきたい。初対面なのに、気さくなシェフが色々とカウンター越しにお料理のことを話してくれます。今日ほどカウンター席に座れてラッキーと思えたことはありません。(笑)お料理が二倍美味しくなり、接遇って大事ですね。

中村のデザートは「ヌガーグラッセ」。シェフ曰く「贅沢なアイスクリームですね」。この一言で心を奪われたらしいです。(笑)
泡立てた卵白と生クリームの中に、カラメルをコーティングしたナッツやドライフルーツを入れた冷たいデザートです。「口に入れるとナッツがザクザクして、色んな食感が楽しい」との感想でした。

私のはシェフおすすめ、今日から始めた夏向きさっぱりの「プラムと白ワインゼリーのテリーヌ」。ワインすら飲めないので、シェフのおすすめじゃなかったら絶対に頼まなかったと思いますが、これに魅了されました。

まるでルビーのように綺麗な、透き通った赤、紅のグラデーション。画像では伝わりきれないですが、スマホの待ち受け画面にしたいほどの美しさ!

半割りのプラムが皮ごとパズルのようにぎっしりと詰まり、極力熱を加えず作ったという皮を含む自然な甘みがどこまでも上品。周りにはエルダーフラワーというハーブを入れたキャラメルソースが敷いてあり、ほのかな苦みとプラムの甘みが絶妙です。芸術品のようなデザートでした。

カウンターの上には、フランスアルザス地方の陶器や鍋がディスプレイされています。

可愛らしくて、ホントにおしゃれですね。左の鍋には鶏を1羽入れて、パン生地で密封して焼いたりするらしいです。聞くからに、美味しそう♪

そういえば店名の「エトネ」って「驚きっていう意味なんです」とシェフがおっしゃってました。確かに運ばれるごとに「わぁ!」「美味しい」と驚きがあり、そして食べる喜びに包まれる。予約がなかなか取れないレストランは、やはり納得のお店とシェフでした。
(火曜と水曜がお休みですので、お気を付けて。)