第848回 「色の魅力」

4月26日                 中村 覚

いつも行くTYUTAYA書店で、しょっちゅう見かけているうちにとうとう買ってしまったのがこちらです。

ビーズコースター。世の中にこういった物があることは何となく知っていましたが、買ったのは今回が初めてです。

これって~、そうです。子供のおもちゃです。「2才から~」と書いてありましたが、遊び心を装いつつも科学の深淵に迫るような佇まい。「20才から~」でもいいじゃないでしょうか。(笑) DNAが2重らせん構造になっているように、実はこれも何かの分子構造を模しているのでは!と見ているうちに思えてくるのが、コワいところです。(笑) 最近の子どもは早くからこういった物を手に取っているのですね。スゴイなぁ。

ネットで類似商品を探してみると、あるわ あるわ どっさりたくさん。部屋にこういうものが100個ぐらいあれば~、邪魔。(笑)

興味を持ったきっかけは形でしたが、だんだん「色」が気になり始めました。毒々しいほどの色。原色と原色のぶつかり合い。それでいてちゃんと調和が取れている。宇宙とはこういうものなのでしょうか? スゴイ。

そして ビーズコースターの後に買ったのが こちら。

これには科学的なものは何も感じませんでしたが(笑)、単純に配色が良い!カラフルなのに派手じゃない! 言っていることがおかしいですが、とにかく魅了されました。ある種、おもちゃの到達点はこのあたりにあるのではないかと思えるほどです。 並べた本やCDの隣に置いても名わき役、間違いありません。 (ちなみに 番号の書いてある玉っころは100円ショップの品。)

1884年、スウェーデン創立の スウェーデン王室ご用達の人気木製おもちゃBRIO(ブリオ)の品です。私は全く知りませんでしたが、子育ての経験がある最近の方だと普通にご存知なのかなぁ~と。

バラすと こんな感じです。

私が子供の頃にも既にあったおもちゃですが、こんなシャレた物で遊んだ記憶がなく、こういう物で遊ばしておけば美的センスがうなぎ上りだったはず。(笑)昔、遊んだ「積み木」には こんな色はついていなくて、やっぱりお国柄でしょうか?

このBRIOの品を知ることで、子供のおもちゃといっても あなどるなかれ、サラッと見過ごしてはもったいないと思いました。当たり前と言えば当たり前。だって商品は大人が真剣に作っているのですから。

~とは言うものの もちろん例外もあって。「ホントにちゃんと考えて 作りました?」と言いたくなる物もあります。

これは要るのかな?と1週間ぐらい考えに考えた末、とうとう買ってしまったのが こちら。

撃たれたらハッピーになるハッピーガン。(パッケージの)どこにもそんなことは書いてありませんが。とにかく色が浮かれ過ぎ。落ち着きがありません。先ほどのBRIOの感極まった品を手に入れた反動でしょうか? 買っちゃった。

まっ 実用的と言えば実用的です。弾、飛びますから。(笑)
「色」で物のイメージがここまで変わってしまうんですね。

スゴイなあ。