第946回 「トラブル多発!高知南国道路開通②」

3月19日

先週、「新設された高知中央ICや高知ICで誤進入が多発」問題を取り上げましたが、3月17日の高知新聞にも「開通から17日間で306件の誤進入があった」と載っていました。そして早速、土佐国道事務所が改善に動きました。

前回、3つの課題を挙げたのですがそのうちの一つめ、
①高知ICから空港(室戸)方面に向かおうとして、誤進入。

「実際に走ると高知ICには、空港方面に向かう『高知南国道路』の表示は出ていません。これが逆に誤進入を生んでいるのではないでしょうか。」と13日に書きましたが、17日には早速 高知IC入り口の標識の根本に、緑の新しい看板が設置されていました。

「高知ICから東部道へは行けません」という、そのものズバリ!です。

その次には、「←高知道方面 東部道方面→」とあります。

東部道とは、高知南国道路ですね。さらにその先の分岐点にも、同じ物が。

写真では小さいのでわかりにくいですが。(クリックすると大きくなります)
ちなみに、高知インター方面へ進むと…

右側の東部道からの道と合流します。ここを逆走した車もいたようで「とまれ!逆走です」という看板と「誤進入された方 一般レーンでインターホンでお申し出を」と書かれています。これで高知ICから東部道へ行こうとする誤進入は大幅に減るでしょう。

さて、次の課題です。
②空港方面から高知市街地に行くのに、高知中央ICで下りなかったケース多発。
これが一番誤進入で多かったようです。高知中央ICで下りないと、そのまま高知ICにつながり、一般道に下りることができません。こういう場合は申し出れば救済措置として高知ICから南国ICまでの往復料金を無料にしてくれるようですが、時間と手間のロスになります。

高知新聞によると周知対策に高速道や幹線道路に新たな看板を60カ所追加するとか。実際、空港方面から高速道路を高知中央ICに向かって走ってみると…

五台山トンネル付近から、「高知ICでは出られません」の緑のタテ看板が何枚か追加設置されていました。

この看板は、先週はなかったものです。

高知中央IC出口近くの路面には、「無料区間おわり」の文字があります。
これを見ればわかるでしょうが、夜や雨だと難しいかもしれませんからねぇ。

「この先高知ICでは一般道へ出られません」の電光掲示板。
左には「無料区間最終出口」と左へ誘導しています。

五台山のトンネルを抜けると わずか2分、2kmほどで高知中央ICの分岐ですので、気を抜かないようにしなければいけませんね。これも知っていれば「行き過ぎて高知ICへの誤進入」を防げるのではないでしょうか。

それにしても、道路の説明って本当に難しいですね。このコラムを重ねて946回にもなりますが、写真を使っても説明が難しいのは今までで一番です。県民が混乱するのも無理はない気がします。

というわけで、今回も三つめの課題は次回へ持ち越すことになってしまいました。想定外ですが 乗りかかった船、いや高速だけに車でしょうか(笑)。次回でこの問題をまとめたいと思います。