第955回 「AEDについて」

5月22日

最近、私はアメリカの医療ドラマに熱中しています。
「シカゴ・メッド」から始まり、「レジデント」「ニュー・アムステルダム」など、医療現場と悩む医療スタッフ、人間模様を描いているのが実に面白くて。日本のドラマなら撮れないような臓器にメスを入れるリアルな手術シーンなど、現場見学をしている錯覚を覚えるほど。それだけに、命の重みも感じます。

そして救急医療現場で決まって登場する、AED(自動体外式除細動器)。
心臓がけいれんし全身に血液を送ることができない状態(心室細動)になったとき、パッドを胸に貼り付け 電気ショックを与えて心臓を正常なリズムに戻す医療機器です。2004年より一般市民でも使用できるようになり、町中でも見かけるようになりましたね。

でもAEDの仕組みは?どう使うの?というと、ほとんどの方はわからないのではないでしょうか。私も、まさにそうでした。

そもそも一般的に AEDはこういうキャリングケースに入っています。

オレンジ色のフタを開けます。

中はこうなっていて、電極パッド、液晶画面などが内蔵されています。
そして2枚の電極パッドを描かれているイラストの通りに胸に貼り、

中央の丸いボタンを押すと、電気ショックが流れます。

この時アメリカのドラマでは、必ず周囲の人に「クリア!」と叫ぶのですが、
日本語で言うと「離れて!」ってことのようです。倒れている人に触っていると、
その人まで強い電気ショックを受けて危険だからでしょう。

何も知らない一般市民でも使いやすいように、
AEDの青い中フタを開けると自動的に電源がONになるのですが、
聞こえてくる音声ガイドによって、電極パッドを貼るところから電気ショックや人工呼吸までの救命処置を行うことができるとか。

確かに音声ガイドがあれば、あわてているときでも
その指示に従えばいいわけで、それを知っているだけでも安心ですね。

そして、実はですねえ、これ…

なんと 驚いたことに

 

カプセルトイなんです!
そのリアルさには、とにかくビックリしました。300円ですよ、コレ。(笑)
先日 偶然、道の駅で見つけたものです。

リアルなはずで、AEDの唯一の国産メーカー、日本光電のオフィシャルライセンス商品なんですって!ボタンやスイッチは、実際に押したりすることができる仕組みです。

「商品使用方法
・手前に引きます
・フタを開けられます
・電極パッドを伸ばします
・ショックボタンを押します」

「実際のAEDの使い方も同様です!」と、本物のAEDサイトへのリンクも書いてありました。完璧です。(笑)

本物そっくりに仕上げるため、小さな小さなシールを貼っていきますが、とうてい太い指では貼れず、ボールペンの先を使いました。(笑)

あまりに小さすぎて書いている字も読めなかったんですが、その中に「成人・小児モード切換スイッチ」があり、「なるほど、大人と子どもでは流す電気量を変えるんだ」と納得でした。

電気ショックは時間との勝負で、その成功率は1分ごとに約7~10%低下するとか。
日本では、救急車の到着まで平均約8.7分で、8分時の成功率は20%
だから救急車が来る前に私たち一般市民がAEDを使用して、心室細動を起こした人に電気ショックをできるだけ早く行うことが重要なんですね。

このAEDガチャはバンダイの商品で、全部で4種類あるそうです。
こんな風に300円でいざという時の対応を本物そっくりのガチャで学べるなんて、いい時代ですね。

おまけ。ネットで「AEDガチャ」を検索して驚いたこと。
なんと私が買ったのと同じ物が、1600円で売られているのです!!
まぁ確かに感心したけど、5倍以上の高値って…(汗)
しかも4種類そろっているものは、6800円(!)の高値のものも。

このキャリングケースは本物と同じように自立するのですが、
裏には「@2020日本光電」とあります。

その下に、小さな丸いへこみが3つあるのですが、こういうものに詳しい悪友によると初版はコレが4つあり、3つということは再版なんだということでした。
それだけ、人気商品なんですね。
うーん、また一つ賢くなりました。(笑)