第1177回「海の見える一音灯」
9月20日
先日、久しぶりに遅い夏休みを取った次女とランチに出かけたのですが、目的地に着いた私達の目に、衝撃の文字が飛び込んできました。
「臨時休業」。
えーーっ、そんなことって、ある!?軽くパニックです。
場所は安芸市大山の海沿い。ここまで、せっかく1時間もかけて来たのに…。
目の前で、来た車が看板を見て次々とUターンしていきます。でも次女は落ち着いて、「詳しい看板を見て」と。
「本日、従業員がギックリ腰になり動ける人手が足らず たくさんのお客さまのご対応受け入れをすることができない為、事前にご予約を頂いておりましたご予約のお客さまのみの営業とさせて頂きます。大変申し訳ございません。急なご案内となり、当日お越し頂いた皆様には大変ご迷惑をおかけすることになり、大変申し訳ございません。」と、すごく丁重なお断り書きが。
そう、次女は予約していたのでした。今日ほど予約の必要性を強く感じたことはありません。でもギックリ腰、大変だろうなあ…
改めて、こちらは安芸市大山の海辺の料理店「一音灯」さんです。2024年4月に開店し、お料理が大評判でたくさんの車が詰めかけているのを見て、いつか来たいなあと楽しみにしていたのです。大山岬は高知県東部でだるま夕日が見られる有名なスポットです。お店の後ろにある洞窟も独特でしょ?
ということで、ホッとしながら階段を上がっていきました。お店の中に一歩入ると…
「うわぁ!」思わず声が上がるオーシャンビューです。なんてきれい!目に沁みるような青です。お天気が良い日で良かった~♪
お店の方に「ギックリ腰、大丈夫ですか?大変ですよね」と思わず話しかけます。「なんならセルフで運びますので」と言うと、「ありがとうございます。急きょ、母に手伝いに入ってもらったので大丈夫です」ということでした。席数は最大で16席ですが、確かに人気店のひっきりなしのお客さま応対は大変ですものね。
席についても、美しい海が見渡せます。これはデートスポットとしても最適だろうなあ~と、関係ないのにワクワクします(笑)
こちらがメニュー。海鮮丼「だるま夕日」か、天丼「一音灯」かの二択です。
海鮮丼は、上 夕日(1800円)、特上 大山(2200円)。ご飯は白ご飯です。
天丼は、一音(1200円)、灯(1600円)、海辺(1800円)。海老の数が1尾、2尾、4尾と増えるみたい。魚介や野菜も少し違うようですね。
次女は海鮮丼「大山」を、私は天丼「海辺」を頼みました。食いしんぼの親子なんです(笑)
次女の分が先に来ました。海鮮丼の刺身が、花びらのように開いています。
マグロの赤身、カツオの焼霜造り、カンパチ、青アジ、マグロの生ネギトロに特製温玉入り。一目見ただけで、その新鮮さがわかります。
丼は一見小ぶりなんですが深さがあるので、意外に食べ応えがあります。刺身を一切れもらいましたが新鮮でギリッとしていて、「これは人気が出て当然だわ~」と納得しました。
私の天丼も来ました。海老4尾から1尾、次女に分けます。中央の大きな天ぷらは厚みのあるイカでした。あとは青アジとカンパチかな。せっかくなので、温玉も乗せて頂きました。
「時間がたつにつれサクサク感がなくなってしまいますので、お料理が届いたらなるべくお早めに、一口食べてみてください」とメニューに。はい、もちろんですとも!
厚みのある天ぷらはサクサクして、美味しかったこと!もう大満足でした。
「帰り道でデザートを食べようか」と言ってたのですが、さすがに入らず(笑)高知市に帰ってから食べましたとさ。ずっと昔から、「デザートは別腹」って言いますからね♪