第1187回「【ダ ゼロ】2025 晩秋」
11月29日
11月も終わりに近づきました。怒濤の日々が続いていたので、「少し遅い誕生日を佐川町のダ ゼロでお祝いしましょうか」となりました。それはラッキー♪
というわけで、高知県が誇る美味しいイタリアン、ダ ゼロに伺いました。ま、誕生日くらいしか来られないんですけどね(笑)
お酒が飲めない私達には、こちらのノンアルコールドリンクが美味しくて、選ぶ楽しみがあります。この日は7種類。まずは「自家製シロップの直七ソーダ」と「明郷園産の和紅茶&スパイス風味の赤葡萄ジュース」をチョイス。
私が頼んだ 柑橘の直七を使ったソーダは、いい香り!サッパリしてすごく美味しく、頼んで良かった~♪ 中村くんなんて「トマトハウスナカムラさんのトマトジュース&トニックウォーター」が美味しいと、おかわりまでしてましたよ(笑)
1.「里芋と新生姜 自家製リコッタチーズ」。温かいスープは中土佐町久礼の中里自然農園の里芋と新生姜に、佐川町の吉本乳業の自家製リコッタチーズがよく合って、とろっとした味わい。生の菊芋とピクルスがアクセントになり、垂らしたオリーブオイルが複雑な奥深い味わいを作り出しています。
2.「熟成クエ 根菜と林檎のサラダ」。クエは須崎でまれに揚がる3キロほどの大きなものを2週間寝かせて熟成させたもの。柔らかく、身にほのかな甘みを感じました。初めセロリかと思った弓状の野菜は「フェンネルです」と教えて頂きました。道理でセロリ嫌いの私も美味しいと思ったわけです。綺麗な緑色のソースは、カブの葉が入っているそうで、なんだか見ているだけで豊かになる感じです。
3.「人参の一皿」。このお皿を見たとき、とても絵画的で「余白の美」という言葉が浮かびました。お皿の大きな空間と野菜が、引き立て合っています。実はこの野菜の下には、「人参まるごとロースト」が隠されています。パテやソースの様々な味わいで人参の奥深さが感じられる、遊び心のある一皿です。
4.「アオリイカと潮江菜 カラスミとライム」。これ、キッチンからイカの焼けるいい匂いがして、出てくるのが待ち遠しかったこと!須崎産のアオリイカは旨味があります。カラスミもなんと須崎産!知りませんでしたが、宮進商店のものだそうです。ちりばめられた黄金色がキラキラしてとても綺麗です。
また潮江菜というのは、絶滅した土佐伝統野菜を牧野富太郎博士の遺志により復活させ「牧野野菜」として高知市で栽培されているものだそうです。勉強になることばかりで嬉しくなります。それぞれの食材を活かしながら、全体として素晴らしいチーム力の一品に仕上がっていることに感動します。
5.「タリアテッレ 渡り蟹とポルチーニ茸」特にこれが気になってました。タリアテッレはきしめんのような平打ちのパスタ(自家製)です。土佐市宇佐産の渡り蟹とヨーロッパ産のフレッシュなポルチーニ茸を合わせたソースは、輝いているようです♪
渡り蟹と新鮮なポルチーニ茸を合わせれば、もう「間違いない!」というような、約束された美味になるようです。ポルチーニ茸の生麩のような食感、渡り蟹の旨味、トマトの甘みとハーブのわずかな苦みで味のグラデーションがより大きくなるのだなと実感しました。
6.「カルナローリ米のリゾット 鰆のアフミカータ 春菊」カルナローリ米というイタリアの品種のお米は、なんと佐川町産とか!それに春菊を合わせてリゾットにしています。上には鰆(さわら)の燻製とミモレットチーズ、アーモンドのローストなど、様々な食感と味わいが広がります。鰆の燻製は素晴らしい香りで、食欲がそそられました。
「へえ~!イタリア米を佐川で作っているの?」と不思議だったのですが、こちらが「トマトハウスナカムラ」のカルナローリ米です。水分量が日本のお米よりも少なくて乾燥した感じですが、リゾットはダシを含ませていくお料理なので、向いているのだそうです。確かに粒の形が違うし、大きい感じですね。
7.「猪もも肉のブラザート 根セロリのピュレ」メインは煮込み料理です。大豊町の猪鹿工房おおとよから、猪のもも肉を赤ワインとトマトで煮込み、ビーツ(赤カブ)で色をつけています。下に根セロリ、上にはスティックブロッコリー。白に紅のソースが映えますね。猪は柔らかくほろほろと崩れて、もう大満足でした。
この後もお料理は「栗のティラミス」などのデザートが続くのですが、今回は「ダゼロ」さんの進化を続ける美味に大きな感動を覚えたことと、県内の生産者の皆さんが新しいことにチャレンジし、協力し合っていることがよくわかりました。
メニュー表の裏側には「生産者」として、室戸から宿毛まで幅広く20ほどの事業者のお名前がありました。丁寧にご紹介して、手を取り合って未来に進んで行こうという、ダゼロの的場さんの姿勢には心を打たれました。
本当に、ご馳走さまでした。











