第901回 「自粛中の楽しみ」

5月2日

緊急事態宣言で外出自粛!という前代未聞のゴールデンウイークですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私もご多分に漏れず、いろいろなお店のお持ち帰り弁当を楽しんでいます。

昨夜はLABプロファイルのトレーナー仲間7人で、オンライン飲み会をやっていました。最後に会ってからもう数年たつ方が多く、現在地も中国、東京、神奈川、埼玉、千葉、高知とさまざま。それが自宅から顔を見ながらよもやま話ができるわけですから実に盛り上がり、「毎週やろう!」と定期開催になっています。(笑)

Facebookも自粛の機会を前向きに、と面白いチャレンジが目につきます。
「幼少期写真リレー」では、みんな幼児期の写真をあげ、面影ある可愛さや時代背景に盛り上がりました。ちなみに私が投稿した写真はこれです。

白黒写真が、時代ですねぇ(笑)幼稚園の入園時のショットです。

この他に、「7日間ブックカバーチャレンジ」というのもあります。読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、

・好きな本を1日1冊、7日間投稿。
・本についての説明は必要なく、表紙画像だけをアップ。
・毎回1人の友達にこのチャレンジへの参加をお願いする

というルールのようです。

やってる人の写真を見ると「へえ、面白そうな本」「これ、私も好きだった」と興味を惹かれましたが、説明しなくてもいいとは言え大変だろうな…と思っていました。

ところがある日、同時に二人の方から「バトンを渡したい」と指名されたのです。
私の選択肢としては、

①断る
②7日間チャレンジをする

しかし、ここで浮かんでしまったのです。もう一つの選択肢が。(笑)

③7日間チャレンジ × 2人=14日間チャレンジ!

あああ、こういうところが私の悪い癖です。ルールを破るのが好きで、新しい選択肢を作ってしまう。これ、言葉と行動分析のLABプロファイルでは、オプション型と言います。(笑)

しかしそれでは14人もにバトンを渡さなきゃいけなくなるので、そこはゆる~く、バトンは渡さなくてもいい、というオプションを作りました。(笑)そして、本の説明も少ししています。

ということで、今日で3日めのチャレンジ中。
今日のご紹介は、昔テレビ寺子屋の人気講師でいらした 吉岡たすく先生の「お母さんのいのり」。

たすく先生が描かれた、優しいお地蔵様のイラストと共に、子供たちへの慈愛あふれた文章が綴られています。大変さを乗り越えて、明るく笑顔で生きていく親子の事例がたくさん紹介されています。私も、その一人です。

初めての子供が障害児になってしまった苦悩、苦しみからお手紙で救ってくださったのが たすく先生でした。今でも私の恩人です。
だから私にとってこれは、とても大切な、特別な1冊なのです。

第900回 「頭の休憩」

4月24日               中村 覚

新型コロナウイルスの影響により、自粛モードで、不要不急の外出を控えて家で過ごす時間が増えています。特に夫婦間では、同じ空間で同じ時間を過度に共有し始めることで弊害も出てきているようです。私は独り身なので、こういった悩みに直面することはないのですが、1人の時間をどう使うのか、ということについて「こんなのも 良いかも?」と思うことがあります。

それは気持ちをゆるめる時間を、いつもより少しだけ長く持つということです。
家にこもらなければならない今だからこそ、気持ちをゆるめて ちょっと頭を休ませてあげるのはいかがでしょうか。

なにも体をまったく動かさずに、とめどなく ぼう~っとすることをお勧めしているわけではありません。例えば お風呂で湯船に浸かっている時間をいつもより長くしてみる。ストレッチ等の時間を長くしてみるといった具合です。

これらは、やっている最中ずっと神経を集中しておく必要がありません。ですから脳の休憩にはもってこいではないでしょうか。スマホやパソコンで自分の興味関心ごとにアクセスしたり、ゲームをしたりすることは楽しいことですが、常に刺激、刺激の連続で、インプットばかり。脳を休ませることとは別ものです。

インプットを中断した脳はそれまでに見聞きしたものを、頭の中で組み替えて再構築しているのではないでしょうか。記憶の量は膨大です。昨日、今日の情報量でさえもさることながら、過去の記憶も合わせれば無限大。

頭の中で情報を咀嚼することで、何となくの自分の考えがちょっと芽を出す。てんでばらばらの記憶がシナプスでつながるのだと思います。でも だからといってそれは形として目に見えるわけもなく、誰かに聞いてもらえるほど まとまりがあるものでもない。おまけに必ずしもその芽が大きく育つとも限らない。しかし、そういったことの繰り返しが やがてはしっかりした自分の意見となり、自分軸となっていくのではないでしょうか。

脳をリラックスさせるという一見 何の生産性もないように思えることが、実は一番大事な自分軸につながっていくように思います。

よく知られている話ですが、独創的なアイデアが頭に浮かぶ時というのは、目の前の問題に真剣に取り組んでいる時ではなく、一旦その問題から離れ、リラックスしている時、お風呂に入っている時などと言います。科学者や特定の職業でない限り、独創的なアイデアなど必要ないかもしれませんが、自分なりの考えという意味では一人一人に大事なことだと思います。誰一人、同じ人生を歩んでないのですから。

最期に先日、亡くなった志村けんさんの話を1つ。
もう15年程前にテレビでお話されていたことです。ちょうど志村さんがレストランで番組の打ち合わせか何かをしている時に、たまたま後ろの席に座っていた数人の女子高生達の楽しい会話が聞こえてきたそうです。内容は、昨日 見たバラエティ番組について。何気なく話を聞いている内に 志村さんは違和感を覚えます。なぜなら 彼女達の話すことが終始テレビで見た内容ばかりで、それを見ての意見というものが何もなかったからです。

もちろん、彼女達は「面白かった」という大前提のもとに話をしていたわけで、その気持ちはわかる。でも だからといって漠然と面白かった、だけ? 物事を見聞きした際に単なる感想もいいけど、あなたの意見は?

そんなニュアンスのお話だったと記憶しています。バラエティ番組という意味では、志村さんはそのジャンルの作り手ですから、一歩も二歩も踏み込んで考える、というのは常だったと思います。感想ばかりでなく意見を持とうよと、志村さんは笑顔でおっしゃっているのかもしれません。

第899回 「レジリエンス強化月間」

4月19日

新型コロナウイルス封じ込めのための自粛が強化されています。高知市でもいよいよ、介護事業所も休業になるという情報が今日入ってきました。そうなると障害者デイサービスに通っている長女も自宅待機になります。寝たきりですので食事もトイレも全介助が、ゴールデンウイーク明けまで2週間以上。こんなに長期にわたるのは高3の夏休み以来のことですから、かれこれ16年ぶりです。果たして、自分の体がもつのか?かなり大変な日々は覚悟しないといけないと思います。

介護事業者の方々も、これで経営がかなり苦しくなるでしょう。もしも立ちいかなくなれば、たくさんの高齢者や障がい者が行き場をなくし、体調悪化して医療崩壊を加速させます。国には一刻も早い対策をしてほしいのですが…。

ところで3日前、朝電源を入れるとパソコンの画面から大量のファイルが消えていました。「えっ、なんで!?」と大きなショックでしたが、前回クラッシュしたときに学び、ファイルをクラウドにアップする「One Drive」というシステムを使っていたので、なんとか復旧できるはず、と気持ちを立て直しました。

ところが、これまでいつもパソコンが壊れた時に直してくれていた我が家のホームドクターが「これはいかん、今回は直せない。修理に出さないと」とギブアップ。とりあえずファイルのレスキューは無事できたんですが、それ以外の復旧ができず、応急処置として処理速度が速いノートパソコンを買って、当分使う羽目に。

実はこの半月くらいコロナの休業以外に、階段で転倒して打撲、指を切る、物損事故を起こすなどのトラブルが相次いでおり「パソコンよ、お前もか」(笑)。次女は心配して「お払いに行く?」と聞いてくれたのですが、私は運が悪いとはまったく思ってなくて、「最悪はちゃんと免れているし、大丈夫!」と言っています。

こういう時こそ、レジリエンス(回復力)を鍛えているとき。つまり、心が鍛えられているときでしょう。どうやら今は、レジリエンス強化月間のようですね!(笑)

悪いこと(に見える出来事)が立て続けに起きるのは、実は運を貯めているとき、と信じてもいます。第893回でもご紹介した田坂広志さんの言葉を声に出して言ってみて、元気をもらいましょうか。

「幸運は、『不運な出来事』の姿をして、やってくる。」