第802回 「みごとな前菜、アシェット」

6月2日

先日 次女に人気だと教えてもらった「アシェット」という、南国市のレストランに行ってみました。なかなか予約が取りにくいらしく、実際に平日でも10日ほど先でないと予約できませんでした。

場所はJA高知病院のある国道32号線を挟んで西北。大きな通りからすぐ見えます。オープンが11時でしたが、その前から女性の方々が待っていて、すぐにわかりました。(笑)

中はこじんまりとしていて長いカウンターと予約席があり、こんな感じ。

さてランチは日替わりとパスタランチがあります。どちらも1080円。どちらも、この見事な前菜が付きます。この日は、8種類。一口食べてみて、これは予約が取れないはずだと納得しました。



安納こがねと林檎のブランダード、ブロッコリーとツナのキッシュ、有機人参のフラン、新じゃがと舌平目のブルスケッタ、破竹と鴨肉のアンチョビマリネ、松山鶏のハム、グリーンサラダとミニトマト、高知県産大根のポタージュ。それぞれ、素材を活かしつつ丁寧に作り込まれた味でした。

干し大根なのかな?こういうポタージュは初めて飲んだけど、おいしい。
鴨肉のアンチョビマリネも鶏のハムも印象的ないしさ!
有機人参のフラン(左上)は甘そうで、甘くないのが意外。
キッシュは好きなので、味わって食べよっと。もう、大満足です。

このあと、メインのパスタやお肉が来ました。前菜が多いので量は控えめです。この日のパスタは、シーフードとズッキーニの和風クリームパスタ。

ソースに海老かカニを使っているような、手間のかかった深い味でした。

こちらは本日の日替わり、豚肩ロースと新玉ねぎのトマトジンジャーソテー。

パクッ。うん、おいしいと思いつつ、食べ進めていくとちょっと味が濃いのが多少 気になりました。

量的には十分でしたが、デザートも気になって注文してみました。ランチドリンクは150円、デザートドリンクセットは250円です。

本日のデザートは、ミックスベリーのパンナコッタとスフレチーズケーキ。
パンナコッタは生クリームも良い材料を使っているのがわかりました。

これはリピーターが増えるでしょうね。
おいしい選択肢が増えるのは嬉しいことです。

第801回 「再聴・西城秀樹」

5月26日

私たちの年代にとって『西城秀樹』は、学生時代の顔なじみの先輩のように身近な存在でした。63歳という思いがけない早さで駆け抜けた人生には、ファンではない私もただ驚きでショックでした。テレビで流れる、還暦の時の『野口五郎』とのハグ。本当に二度とないシーンとなってしまいましたね…。

(すみません。敬称をつけると別人のような距離感が出てしまうため、自分の思いで、何十年も呼び慣れている呼び方で あえて書かせて頂きます。)

3年前、「ちょんまげ天国」というCDを聞き、「子どもの頃、聞くとはなしに聞いていた時代劇のメロディーがこんなに懐かしいなんて!」と思わぬマイブームになりました。「こんな風に昔、聞くとはなしに聞いていた歌を今改めて聴くとどう感じるのか?」という興味で、私が中学から高校生の頃にテレビでよく流れていた「新御三家」郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が頭に浮かびました。

レコードをわざわざ買うほどではありませんでしたが、三人の中では郷ひろみが一番好きで聞いていました。そこであえて残りの二人、西城秀樹と野口五郎のベストアルバムを買い、数十年ぶりに聴いてみたのです。結果、ほぼすべての歌が「なつかしい!このメロディー、覚えてる!」と脳内の記憶を呼び覚ます、脳の活性化に役立ったのでした。

改めて聞いてみると、特に70年代のシングルのヒットソング集では西城秀樹と野口五郎の違いが面白いほど際立ちました。

西城秀樹:エネルギッシュな恋愛で、ストレートに「ついて来い!」と女子を引っ張っていくような歌詞。昭和の男を感じる。「君が死んだら俺も死ぬ!」(ジャガー)など歯の浮くようなセリフも堂々と言い放つドラマティックな情熱に、当時のファンはたまらなかったんでしょうねえ。

野口五郎:今聞いてみると「道ならぬ?女性との恋」で恋愛の苦悩を切々と歌い上げるパターンが多く、哀愁のある歌詞にあふれていた。デビューが演歌だったこともあり、三人の中では一番歌がうまいと言われていた。当時の繊細な五郎の苦悩の表情に、心を揺さぶられた女子が多かった。

当時の歌は最初の歌詞で曲名当てができるほど、意外にも脳内に刻み込まれていたんです。西城秀樹で言うと、70年代はヒット曲が目白押し。カラオケもない時代、激しい振り付けをまねして歌いましたっけ。(笑)

「やめろと言われても 今では遅すぎた」(激しい恋)
「君が望むなら 命をあげてもいい」(情熱の嵐)
「ローラ 君はなぜに ローラ 心を閉じて」(傷だらけのローラ)

「!」付きの歌唱。サビの盛り上がる歌詞も印象的でしたよ~。
「アアア… 一生一度なら ピエロも主役さ あなたの心を溶かしてみせる」(炎)
恋とは戦い。こんなにパワフルでストレートな愛のセリフ、もう聞かないですよねぇ。しかし「やめろと言われたら死んでも離さない。地の果てまでも行こう、君をこの手に抱くなら」って、今の時代ならストーカー扱いになるかも?

そしてヒット洋楽をカバーした、懐かしい80年代。「Y.M.C.A」はあまりにも有名ですが、「ナイト・ゲーム」「抱きしめてジルバ」など、実に良い選曲だったなあ。

野口五郎はそれに対して、印象的な歌詞はというと
「改札口で君のこと いつも待ったものでした」(私鉄沿線)
「あなたのかなしみは 雪でできている」(針葉樹)
「僕の泪を誘わないで 間違いが起こりそうさ」(君が美しすぎて)

「間違いが起こる」って表現自体が死語ですね。今では逆に新鮮だったりしますが、とにかく五郎は「耐える恋愛」のイメージでした。その際立つ違いが面白く、しばらく聞き比べていたものでした。

ともあれ、西城秀樹さん、本当にお疲れさまでした。
時代を彩ってくれて、本当にありがとうございました。

第800回「緊張感」

5月19日               中村 覚

先日、最近では一番の緊張した出来事がありました。 事の始まりはこうです。突然 声が出づらくなり、話をしようとするとひどく咳き込んでしまうのです。仕事柄マイクを使用して人前で話をするのですが、それでもほとんど声が出ない状態。どうも喘息をこじらせてしまったようです。今まで喘息になったことなどなかったのに・・・。それもそのはず、なったのは私じゃなくて代表の筒井なんです。

マスクをした状態で、ひそひそ話をするように小さな声で 「これぐらいしか 声が出せないの」 と言うわけです。日頃の元気な様子とあまりに違うので、最初は手の込んだ冗談かと思いましたが、話をしている内にこれは もしや~

「ホント、大丈夫ですか?」
「・・・」
お返事がない。 こりゃホントだっ!

さぁ こっからです。声が出づらいので、「研修の一部分を代わりに担当して。」と言われ、まさに晴天の霹靂、寝耳にお湯。

確かに、私が担当すれば、その分だけ喉を休ませることができます! 理屈じゃわかりますが、そんな自信のないことを引き受けていいものか どうか。
お役に立ちたい~と言うか、なんで自分の声は普通に出ているのか、私の方が出ていなければ良かったのに・・・。(笑)

ということで、原稿をもらったのが研修の2日前でした。とは言っても、毎年横で聞き慣れた研修内容の小一時間ぐらいです。

まずは書いてある内容を把握します。聞くと話すでは大違い!全文 覚えることができればいいのですが、そんなウルトラCはできません。大事な表現にチェックを入れて、何度も読んで流れを覚えます。こうしておけば、発表する際に原稿を棒読みすることだけは防げるからです。

次に自然に話せるように、日頃から自分が使い慣れている言葉にある程度原稿を書き換えます。ニュース原稿とは違い、一字一句、間違わずに言う必要はないので、その点では助かります。例えば「心遣い」を「気配り」に変えるといった具合です。こうすると覚えやすく、本番の時に自然に言葉が出やすくなります。

今までの経験則からいくとこれで準備完了です。 いや完了ではないです。できればもっと練習時間が欲しいのですが、そんなことは言っていられません。

そして研修、当日。 いつにも増して変に緊張しているなと自覚してのスタートです。開始10分ぐらいでしょうか。急に頭が真っ白になりました。次に何を言ったらいいのかわからなくなったのです。わからなくなれば原稿に目を戻せばいいというのは理屈です。 が、緊張しているので、原稿を見ても 今どこを読んでいるのかわかりません。 「・・・」 空白の時間が流れます。その間、2~3秒でしょうか。私にはとても長く感じられ、何か言わなければ、何か言わなければと 頭の中で言葉を探します。

こういう時って、出てこないんですね、言葉が。

苦し紛れにやっとの思いで出てきたのが「ちょっと、何て言っていいのか わかりませんが~。」でした。自分でも『なんじゃ それは? 君、君、大丈夫?』

妙な発言をしたためか、この後、緊張がほぐれて元に戻りましたが・・・。

今回思ったのは、緊張してしまうこと自体は 大なり小なり いつものことですから、それはちょっと横に置いておいて~。とにかく もっと語彙を増やさなくては!それと、グッとチューブを握れば 自然に出てくる歯磨き粉のような、緊張に左右されない対応力。

対応力は一朝一夕にはいきませんが、語彙力をつけるためには基本中の基本、まずは毎日の読書から始めたいと思います。