第1174回「見残し海岸~その③ 奇岩パーク」

8月29日

土佐清水市の見残し海岸のご紹介、最終回です。まるで奇岩パークのような あんな岩、こんな岩のオンパレード!

今回は20ヵ所の見所のうち、12番目からです。

⑫【蜂の巣城】下に写る人と比較すると、かなり大きなものであることがわかるでしょう。本当に蜂の巣のように穴だらけなんです。こういうのが苦手な方はごめんなさい。

⑬【太鼓碆(タイコバエ)】波のある日は海面下の浸食による岩穴に打ちつけて、ドーン、ドーンと太鼓のような音が響きます。この日は写真のように波はさほどではなかったんですが、耳を澄ますと確かに太鼓のような音がしていました。逆に、波の静かなときは音が聞こえないそうです。

⑭【チェーン岩】ご覧のように、鎖にそっくりです。下の足先と比較すると、何メートルか続いているのがわかると思います。

⑮【渦巻き岩】これも不思議なアートのよう。浸食による穴の中が、同心円状になっているのですね。

こちらは二つ穴の岩。本当に形が特徴的です。貝の内側に入ると、こんな感じなんでしょうか。

⑯【厄ぬけ穴】大人が這って通り抜けられる大きさの海食洞です。以前は小さかったそうですが、浸食で大きくなったのだとか。通り抜けたら厄抜けになるという縁起の良い穴です。

下は砂ではなく、岩です。向こうに見える海の色がきれいで、印象に残ります。

⑱【見返り門】自然の岩でできたトンネルです。「ご注意 これより先(徒歩3分)屏風岩で観光コース折り返し地点です」とあります。

トンネルからの景色も、海が美しく見えます。なんだか映画のワンシーンのよう。

⑳【屏風岩】やっと最後のポイントに来ました!でも、なんか屏風のイメージとは違うような?しかし、悩んでいる時間はありません。思ったよりも時間がかかり、さっさと写真を撮って引き返さないと船に間に合わないのです。

後日調べると、この岩は右手から回り込んで、横から見なければいけなかったようです。あー、失敗。ポイントが多いので、つい見落としてしまっていました。

帰り道には、「展望台→」という看板も見つけたのですが「展望台まで行くと、時間に間に合わない!」…悩んだ結果、後ろ髪を引かれる思いで断念せざるを得ませんでした。とても景色が良いという情報もあったので、残念無念。

足を滑らせたら海ですから、足下を気にしながらちょっとした冒険心が満たされ、次々とユニークな岩が見られるという楽しい見残し海岸。意外に、幡多に住んでいた知人も「見残しは行ったことがない」と言っていました。高知県内でも、あまり知られざるスポットなんです。

いくらバーチャルの世界が進んでも、現実世界での体験に勝るものはないかと思います。この美しい海岸を、大正時代から人々が観光していたのかと想像すると、より楽しい気分になりました。

今回、写真を撮っていると1時間20分でも時間が足りず展望台を断念しましたし、屏風岩の角度の課題もクリアできてないので「来年も来られるようなら ぜひ展望台からの美しい眺めを味わいたいな」と思っています。

3回にわたってお付き合い下さり、ありがとうございました。