第753回 「ジャケ買い。」

6月23日               中村 覚

約1年かけて、ちょこちょこ買い集めた物たちが、やっと日の目を見ることになりました。今回はついつい「ジャケ買い」してしまった品物を紹介します。

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100円程で買えるレトロ感 漂うお菓子です。どれ一つとして食べたくて買ったわけではなく、パッケージにつられて。

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ドリップコーヒーです。原産国はアメリカ合衆国(ハワイ州)。原色が目を引くパッケージ。赤と青の2種類に強烈なインパクトを受けました。お味は・・・ 飲んでいません。開封すると香りがとても良かったので、そのまま香りを楽しんでいます。

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これは文房具店で見かけた石けんです。石けんなんて (使えば)どれも一緒と思っていますが、箱のデザインにやられました。最初 見た時、「これ、何?」と手に取ったが最後、お持ち帰りです。

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開封すると良い匂いなので、別の部屋に置いています。使ってしまうと主(中身)を失くした空箱がさびしくなりますし。

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これはレトロなマッチ箱、なんですが~

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実は 獅子舞の絵柄は本当のマッチですが、他の2つはご覧のように中身は付箋になっているアイデア商品です。面白いなと思いつつもパッケージがレトロでなければ買わなかったはず。

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これはレコードです。CDと違いジャケットが大きいので、ちょっと小さめのポスターといった感じです。歌い手のことなど全く知らずに買いました。レコードの状態も (傷もなく)良いと思いますが、家にプレーヤーもありませんし・・・。

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聴くのではなく置いて楽しんでいます。
とにかく、描かれているフラミンゴが気に入りました。

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「アンデスコーン」 だそうです。近所のスーパーで見かけても買ってないと思いますが、遠方へのドライブ先で たまたま見かけたので~

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うさぎのエサに。

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最後はこちら。これからの時期には欠かせません。鶴の特大のマッチ箱は、 先日スーパーで初めて見ました。

そしてご存知、赤い鶏は子供の頃から知っていましたが、このカッコ良さに気付いたのはつい最近。「パッケージ」も良くて実力のある、才色兼備。楽しく買って、使って便利。日本の夏、キンチョーの夏。(笑)

第752回 「宿毛歴史遺産②」

6月17日

高知県の西南部、宿毛市の歴史遺産のご紹介、2回目は「浜田の泊り屋」です。
「なにそれ、旅館?」と思われるかもしれませんね。(笑)
昭和32年に国指定の重要有形民俗文化財となった、木造の建物です。

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田園地帯の奥に、地区の集会所と並んでひっそりとたたずんでいます。泊り屋とはかつて地区の未婚の若者たちが泊り込み、「若衆組」として地域での青年団や警察官的な役割を務めていた場所です。

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泊まり屋は 集落の行事や運営、夜間警備、祭りや地方の風俗を継承するための社交の場で、若者の活動拠点となっていました。彼らは農繁期には強力な助っ人として、重要な存在だったことでしょう。

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幕末から明治にかけて、幡多地区だけでも百数十箇所の高床式の泊まり屋があったそうです。しかし若者のたまり場となり、風紀が乱れるという理由で次々に取り壊され、残っているのはこの芳奈地区の4つだけとか。

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中でもこの浜田の泊り屋は、栗の自然木を四隅の柱に使った最も風格のあるものです。中は畳敷きのようですが、その様子は残念ながら伺えません。

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床下には、力比べや鍛錬に使ったものでしょうか、力石と呼ばれる大きな石が今も残っています。

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このハシゴを使って、上っていたのでしょうね。
郷愁を誘う建物ですが、外から眺めるしかないのが残念です。

~と思っていたら、いいものを見つけました!
宿毛市の道の駅「すくもサニーサイドパーク」敷地内に建っているのは…

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浜田の泊り屋:再現版です。本物よりも、二階の高さがありますが…
宿毛市ロータリークラブの40周年記念事業として建設された、お遍路さんの茶堂です。

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こちらには階段があって、安心。

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中はこんな感じです。木のイスがいくつか並べられていました。

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二階からの海の眺望が絶景なのに、びっくり!!
あいにく曇りの夕方だったため光の具合が良くありませんが、絵のようにきれいでした。
付近の海岸は冬場には、「ダルマ 夕日」の名所としても知られています。
宿毛の小さな歴史を感じて頂けましたでしょうか?(笑)

第751回 「宿毛歴史遺産①」

6月10日

先日 宿毛市を訪れた際に、宿毛の歴史遺産とも呼ぶべきものをいくつか見て回り、非常に興味を覚えました。いくつかをご紹介しましょう。

■林邸
宿毛文教センター(宿毛市中央2丁目)の南には、林有造・譲治邸があります。高知県幡多地域で自由民権運動の拠点になり、明治から昭和にかけて3代にわたって国務大臣を輩出した林家の住宅です。

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林邸は 林有造が明治22年に建て、近代の政治家住居として貴重な建物ですが、築120年を超えて経年劣化が見られるため、寄付された宿毛市で改修し歴史観光の拠点にする計画が進んでいるようです。

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入口には、林有造・譲治親子の説明書きがあります。
林有造は自由民権運動家としても活躍した明治・大正期の政治家です。次男の林譲治は衆議院議長も務め、吉田茂が首相の時には副総理でもありました。実父が宿毛市出身の吉田と、宿毛市出身の林の組み合わせから「宿毛内閣」とも呼ばれたそうです。(初耳でした)

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この建物は、林有造、譲治、迶(ゆう)と三代続けて大臣を務めた林家の象徴でもあります。屋根が老朽化で一部崩れ、シートで覆われていました。
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上は植物を、下は宿毛湾の波をデザイン化した玄関の彫刻。120年たっているとは思えない見事さです。早く改修が進んで、公開されるのを楽しみに待ちたいですね。

■宿毛城址
さて、林邸から300mほど北に宿毛城址があります。30年前、宿毛市に住んでいたのに当時はまったく興味がなく、行ったことがありませんでした。

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城跡と言っても、戦国時代の城は砦(とりで)程度のものです。
戦国時代の末、松田兵庫がいたので、もと松田城と言われていました。

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その後 長宗我部氏が入り、関ヶ原合戦の後は山内氏が入っていましたが、その後幕府から一国一城令が出されたため、それにしたがってとり壊されたそうです。

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小さな小山に、今は石鎚神社という神社があるだけです。

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階段を上った所から、すぐ横を流れる松田川が見えます。今は訪れる人もいないのか、参道は草木が生い茂り、ちょっとためらいを覚えるほど荒れている感じでした。

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途中で、急勾配の階段と比較的ゆるやかな坂道の2つに分かれています。距離はたいしたことないんですが、結構勾配がきつかったのと蛇がいないか用心して登ったので、後で筋肉痛になりました。(笑)

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頂上に到着。思ったより狭い。

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とにかく忘れ去られ、荒れ果てているという印象でした。
なんだか、「荒城の月」を思い出すような光景でした。

昔の光、今いずこ…

ちょっとコアな所をご紹介しましたが、
次回は気軽に散策できる歴史遺産をご紹介しましょう。